新中野ダムで最後の花見をした後、ふと思い立って北海道東照宮に寄り道。
東照宮というだけあって、御祭神は源(徳川)家康です。
本殿横に書かれている謂れを読んでも、家康がここに祀られた経緯はこの方面に疎いので正直よくわからなかったのですが、五稜郭から見て鬼門に当たる方角に建立されたということはわかりました。
平成になってからの話ですが日光の東照宮からも認証を得ているとのことで、お賽銭箱にも葵の御紋が入っています。
ただ日光東照宮に比べると本殿に派手さは見られません。
本殿手前の手水鉢は、元治2年4月17日奉納と書かれ、箱館戦争時の弾痕があるとのことですがよくわからず。
調べると元治2年は4月6日までで7日からは慶応元年になったらしいのですが、幕末の混乱か年号の変わり際で有耶無耶になっているのか真相はいかに……
本殿の脇には小さな祠が。横の説明板によると純忠碧血神社といい、御祭神として土方歳三など戊辰戦争時の東軍(旧幕府軍)のメンバーが列挙されています。
歴史がありそうに見えますが、実際作られたのは2007年。東照宮が現在地の陣川町に鎮座された15年の記念事業として奉斎されたとのことです。
参道入り口にある石碑は昭和8年建立と新旧入り混じった少し謎が多い神社です。
この時は誰もいなかったのですが、お正月などには賑わうのでしょうか。
東照宮からの帰り道、何年かぶりに四稜郭へ。
こちらも八重桜は散りかけでしたが、プラプラ散策するにはちょうどいいお天気でした。