函館市からJR北海道が撤退?

今日の北海道新聞に、「函館市が新幹線の札幌延伸後の在来線経営分離に不同意」との記事が出ていました。理由として新聞には「新函館(仮)~函館間は並行在来線ではない」、ウェブには「財政負担が大きい」と書いてありました。
「財政負担が大きい」という理由はわかるのですが、新函館~函館のみJRで残すのは少し無理があるような気がします。
函館市からすると、新幹線の駅は北斗市に、車庫は七飯町にできた上に、JR北海道まで撤退となれば、影響が大きいどころではないので必死になるのでしょう。
ただ、函館まで新幹線が開通する時点で「白鳥」は廃止でしょうし、札幌延伸時点で「北斗」も廃止か残っても長万部始発になるでしょうから、どのみち函館駅は「新幹線リレー号(仮)」とローカル列車が発着するだけの駅になってしまいます。夜行列車はどうなるかわかりませんが。
ならば、「新幹線リレー号(仮)」を新幹線から乗り換えたお客様の観光気分を盛り上げるような車両を作って、新函館からの数十分を函館観光の前座と位置付けられるようにならないでしょうか。
車両の中に函館観光案内所を置くとか、美○コーヒーの立ち飲みスタンドを置くとか、観光ビデオを流すとか、札幌地下鉄のパクリで内装を五稜郭と函館山の模様にするとか。発想が乏しくてこれくらいしか思い浮かびませんが。
函館駅のみどりの窓口だけは残ってもらい、車両の改造費はJR北海道に置き土産代りに負担してもらうとか。
3セクになると、将来的には函館~江差、小樽間が1つの会社になるのでしょうか?
確かに財政負担は大きそうです。
これからどうなるのか注目したいと思います。