函館山から立待岬まで歩いてみた


函館山山頂には伊能忠敬のレリーフ、動物分布の境界線のブラキストンラインで知られるブラキストンの記念碑、日時計、三角点などのいろいろな展示物があります。
それらの展示物を一通り見て回ります。

展望台で景色を眺めていると、ちょうど箱館ハイカラ號が基坂を通っていきました。

戦時中、函館山は全山要塞だったこともあって、砲台などの跡が各所に残っています。
その中の一つ、つつじ山駐車場のすぐそばにある、御殿山第2砲台跡です。
砲台のあったところには、木のテーブルとベンチが置いていますが、階段を上がると雄大な景色が広がっているので、あまり砲台跡で休憩する気にはなれません…

砲台よりしばらく歩くと入江山への分岐があります。
分岐から5分くらいで頂上に着きます。
頂上は観測所の跡くらいしかありませんが、360度視界が広がり気持ちがいいです。

つつじ山~千畳敷展望台までは、無線通信所までの業務車両も通る広い道で、尾根を進みアップダウンも少ないので、とても気分よく歩くことができました。

つつじ山から寄り道も込みで1時間弱で千畳敷展望台に到着しました。
トイレと東屋があり、ここで一息つきました。
またここには千畳敷戦闘指令所跡がありますが、少し疲れも出てきたので今回は立ち寄りませんでした。次回の楽しみにとっておこうと思います。

千畳敷からは北側斜面を下っていく山道となり、日当たりが良くないのかシダと苔が目立ちます。

千畳敷から30分くらいで車道に出て、さらに10分くらい歩いて立待岬に到着しました。
石碑のすぐ向こう側でで4月29日に座礁した貨物船の離礁作業が行われていました。

立待岬を出てすぐの石川啄木一族のお墓に立ち寄って、谷地頭より市電に乗りました。
今回行ったコースは千畳敷~立待岬以外は比較的勾配も緩やかで、天気がいいときに歩くととても気持ちがよく、函館山の違う面を見ることができて、とても楽しかったです。
函館山ウォーキング、おススメです。