史跡四稜郭に行ってみた

五稜郭は函館を代表する観光地ですが、ここから少し北に向かうと四稜郭というところがあります。

箱館戦争において、榎本武揚率いる旧幕府軍が、近くの権現台場と共に五稜郭の背後を防御する陣地として、農民と共に数日のうちに完成させたといわれています。

四隅に砲台を備えた土塁と空濠を作っただけで、建物はなかったので新政府軍の五稜郭への進軍を少しでも遅らせる時間稼ぎ程度になればと思っていたのでしょうか。
完成してすぐに権現台場と共に新政府軍の攻撃を受け、五稜郭寄りにある権現台場が先に落ちそうになり孤立しそうになったので、あわてて五稜郭へ敗走したそうです。

周りには東屋やベンチが置かれ、公園のような感じになっています。
公共交通機関では少し行きづらいですが、近くには函館では珍しい硫黄泉の「陣川温泉」や手水石に箱館戦争当時の弾痕が残る北海道東照宮などがあり、これらを組み合わせて巡ってみるのもおもしろいかもしれません。