津軽海峡フェリー「えさん」最後の日

津軽海峡フェリーでは7月17日からの「ブルードルフィン」就航、「ナッチャンWorld」復活運行の一方で、1988(昭和63)年から青函航路に就航してきた「えさん」が、昨日7月11日限りで運行を終了しました。

道南自動車フェリー時代の緑色に白いラインから真っ白に塗り替えられて何年もたっていないのですが、大分サビの跡がついた船体は、普段と変わらず静かに入港してきました。

もともとは貨物専用の道南自動車フェリーの船だったこともあって、必要最小限の設備しかないスパルタンな内装が味わい深い船でもありました。
道南自動車フェリーと東日本フェリーが一本化された時に、運賃も一本化されて他船との設備格差が目立ちました。
僕には、車両甲板にトイレがあるこちらの方が良かったのですが。
僕の運転手時代は、特にナッチャンが就航して減便した後の、昼前に青森を出る便はいつも満杯だったイメージが残っています。
船が小さいので予約が取れず、やむなく休憩なしで走ってきて一本前の船に間に合わせることが多かったので、秋~年末の繁盛期前に輸送能力が上がるのはいい話だと思います。

しばらく前から売りに出ているようですが、売船先は決まったのでしょうか…
長い間お疲れさまでした。