再び函館山を歩いて登る 観音コースから下山


御殿山でしばらく休憩してから、つつじ山駐車場に戻りました。
確か観音コースはここから出ているはず…と思って見回すと、

ちょっと頼りなくて不安になるような小道がありました。

少々ジャングルチックな細いけもの道を下っていきます。

車道を2回越え、エゾカンゾウが咲く横を過ぎて、なおも下っていくと道端に小さな石柱が立っているのが見えました。

右の石柱には「二十四号 海軍用地」、左には「陸軍省」の文字が見えます。
戦前の境界標でしょうか。

函館山全山には、西国三十三観音の土を埋めて、上に観音様を立てた分霊所が散在しています。
そのうち三十三か所巡りも行きたいと思います。

麓は少し広場になっていて、石仏やブロック塀に囲まれた大きな石があります。
周りに説明らしきものもなく、石には何かを彫っているのですが摩耗して読めなかったので帰ってから調べてみると、巨大な石は鳥の鶏冠に似ているので鶏冠石と呼ばれているものでした。
ここからは墓地の中を通って、実行寺の境内に出て観音コースは終わりました。
つつじ山から40分くらいかかりましたが、誰とも会わず踏み跡も他のコースより狭く少し寂しい感じがしました。