たまには芸術でも

たまには芸術作品の鑑賞でもということで、道立函館美術館へ行ってきました。

目的は来週末まで展示されている、松前藩の家老にして画家でもある蠣崎波響の「夷酋列像」を見に行くこと。
2組製作されたうちの一組が函館に2枚残っていて、もう一組のフランスに所蔵されている作品11枚が約20年ぶりに里帰り展示されているのです。
絵の専門的な解釈などは良くわからないところもあるのですが、普段着ていない様なきらびやかな衣装を着せられている、クナシリメナシの戦いで松前藩に協力した(させられた?)酋長が描かれているなど、アイヌと松前藩の単純ではない関係の中で描かれた絵を見ていると、三白眼でにらみつけるような表情の裏にどのような思いがあったのかを考えさせられます。

そして同時開催されていた滝平二郎展。
どこかで見たことがあると思っていたのですが、僕が小学生のころ実家でとっていた朝日新聞日曜版にきりえが載っていました。

このような郷愁を感じる絵は大好きです。
気がつくとかなりの時間がたっていました。
2時間を超えると駐車場に追加料金がかかってしまうので、この日は隣の五稜郭公園にも寄らず帰宅。