時差ボケと、唯一の男性トイレ&シャワールームが壊れて使用禁止になっていたことが気になってよく寝られないうちに、夜が明けてきました。
9時頃宿を出て、歩いてクレムリンへ向かいます。
クレムリンと武器庫の入場券は前もってネットで取っていたので、バウチャーを持ってチケット売り場の引き換え窓口でチケットを受け取ります。
ガイドブックには武器庫のチケット購入には大行列必至と書いてありましたが、シーズンオフだからかそこまで行列はありませんでした。
むしろ武器庫用入り口での待ち時間のほうが長く、寒さが身に応えます……クレムリンは今でもロシア権力の中枢なので、結構厳重な荷物検査をされ中に入ります。
武器庫といってもいわゆる武器の展示はごく一部で、大部分は15~19世紀のロマノフ王朝時代の食器・馬車・ドレスなどを展示する宝物館といったほうがしっくりくる感じの展示になっています。
漫画でしか見たことないような全身鉄仮面みたいな武器とか装飾がすごい椅子とか銀の食器とかホントに使ってたんですね……
馬車を一堂に集めた一角があるのですが、馬車がみんな思ったより大きいです。馬車の大きさが権力の大きさを示すと思われていたのかな。
武器庫の中にダイヤモンド庫への入り口があります。
ここに入るには別に500RUB(約850円)の入館料がかかりますが、無料の日本語音声ガイドもあることだし、せっかくここまで来たら行っておかないと。
数々のダイヤモンドや宝石、金等の展示は圧巻。来てよかった。展示物に一切の説明がないので、音声ガイドがないと楽しめないかもしれません。
武器庫、ダイヤモンド庫共に写真撮影はNGなので、内部の写真はありません……
武器庫とダイヤモンド庫でお腹一杯になってしまったので、クレムリン本体は若干スルー気味になってしまいました。
写真左手のウスペンスキー大聖堂は実物を見たいと思っていたのですが、思ったより感動もせず……
先にクレムリンを見てから武器庫にまわる予定にすればよかったかも。
クレムリン内では、大砲の展示が多かったのが印象に残りました。
でもトータルでは楽しめました、クレムリン。
お昼はクレムリンそばにあるチェーン店のカフェ「ムームー」でボルシチとあとは適当に。
ここまで何食か食べて思ったけど、自分の舌とロシア飯は相性がいいかも。味の主張が激しくないので舌に優しいというか。
食後は赤の広場へ。
赤の広場にあるワシリー寺院。
色遣いの個性が強くて好きな建物です。
赤の広場の隅にあるヴァスクレセンスキー門の前には、
ロシアの道路元標的なモニュメントがあります。
後ろ向きでコインを投げて輪の中に入れば願いが叶う的な都市伝説があるらしいですが、コインを投げるとすぐ拾いに行くおっさんがたむろしているのはなんなんでしょうか……
メトロでアルバート通り方面へ移動。
英語が併記されている案内が増えたとはいえ、まだロシア語オンリーの表示も残っています。
アルバート通り近くのショッピングセンターにMTCがあったので、SIMのことについて聞いてみます。幸い店員さんは英語が通じました。
「このSIMでインターネットが出来なくなったんだけど」
「いつ買ったの?」「昨日」
すると、モニターで何かを調べはじめました。
「なんかね、あなたの電話番号がこれになってた」
と全然違う番号を示されました。
「今直すからちょっと待ってて」「……」
「直したから10分経ったら再起動してみて」
店の前で10分待ったのち再起動すると……ネットが使えるようになりました。
「OK。すぱしーば」
今も問題なく使えていますが、使ってて突然電話番号が変わるとかありえるのか……ロシアの奥は深いです。
上のやり取りはスムーズにいったように書いてますが、実際はそこまで英語力がないのでもう少しモタモタしています……
ショッピングセンター内にスーパーがあったので、明日の朝食と北京でボッシュートされた歯磨き粉を購入。
外国のスーパーは、品ぞろえを見てるだけで楽しいね。
スーパーを出たところで、いったん宿に戻ってまた夕食に出るのが面倒になり、再度スーパーへ。
ビールと総菜を買って部屋食の夕食にしました。
まだ初日だし、SIMのことでちょっと疲れたので無理はしません。
コメント
突然の質問で恐縮です。ダイアモンド庫のチケットの取り方を教えてください。
ダイヤモンド庫のチケット売り場は武器庫の中にあります。
チケットは武器庫の中に入ってからそのチケット売り場で直接買いました。