朝8時ころ、4泊お世話になった宿をチェックアウト。
何回も通ったセンナヤ広場ともお別れ。
メトロに乗ってラドージュスカヤ駅に向かいます。サンクトペテルブルグ市内のメトロ・トラム・バス・トロリーバス乗り放題のICカード「パドロージニク」で最後の入場。残り時間17分でした。
ムルマンスクまで26時間の長旅の間の食糧事情がわからなかったので、ラドージュスカヤ駅前のスーパーで乗車前に買い出し。
モスクワから来た「アルクチカ号」は、定刻の9時50分にラドーシスキー駅を出発しました。
指定されたコンパートメントに入ると先客が一人寝ています。ぐっすり寝込んでいるのでカーテンは半開きにしましたが、電気はつけないままでいます。「赤い矢号」と同じく窓際のテーブル下に充電のコンセントがありました。これで一安心。
走行中はそのまま充電していますが、駅に停まると発車してしばらく経つまで充電はしない仕組みになっています。
11時頃、向かいのベッドの住人が起きてきました。ロシアの人で英語は話せないみたいですが、ムルマンスクはオーロラがキレイだよと写真を見せてくれたり、自分のコーヒーとか持参の食糧を勧めてくれたり親切ではありました。
お昼頃、軽食が配られました。内容はチキンとマカロニの何か、パン、サラミ。
マカロニは少し茹ですぎ感がありましたが他は美味しかったです。
結局配られた食事はこの1回だけでした。
16時44分世界遺産キジ島への玄関口ペトロザボーツクに到着。30分位停車するので外に出て一息つきます。
携帯の電波は駅の近くではアンテナが立ちますが、外れると圏外になります。集落があっても4Gになるのは大きな街のみで小さい集落だとHとかEの表示になってネットは出来ません。
景色は基本的に森の中を走るので視界もきかず、代わり映えしないと言えばしない眺めです。
ということで基本ボーっとして過ごし、酒も飲めないことだし(ロシアの列車は禁酒)、23時前にイデリ(Идель)という小駅を出たところで寝ることにしました。