2021日本縦断の旅15日目 那覇~北大東 南大東トランジット

那覇で4泊した「かりゆしコンドミニアムリゾート那覇 龍神ホテル浮島」。

浮島通り沿いで国際通りにも近く、自分の用事のある場所にも近く、お得感のある快適なお宿でした。

南大東行きの飛行機は1日2便出ていますが、午前便は7時45分発と早いので、宿を6時前にチェックアウト。ゆいレールの始発に乗ろうと歩いていましたが、荷物の多さにくじけて、結局タクシーで空港へ。

RACの南大東行きは、バス搭乗の28番乗り場から。この時間は久米島、宮古島行きと重なるので人も多かったです。ベンチに電源があるのが嬉しいですね。

乗ってしまえば1時間ほどで南大東空港に到着。

北大東行の飛行機が出るまで6時間くらいあるので、バイクを借りました。

南大東島は5~6回目なので、大体の場所は見たことがあるのですが、改めて確認のようにまわってみます。まずは島内に何か所かある、昭和時代にサトウキビを運搬していた「シュガートレイン」のレール跡へ。以前はなかった案内の看板が設置されていました。

現存している線路跡は、サトウキビを積んだ貨車をレールに下ろす「ポイント」と呼ばれる場所で、ここは北線の九号集積場と書かれていました。

鍾乳洞の星野洞へ。以前は受付は基本無人で、見学時は前もって電話して受付の人に来てもらうスタイルでしたが、今は係の人が常駐しています。

お金を払うと、案内ガイドのCDが入ったプレーヤーを渡され、洞内に掲示されている各数字の場所で頭出しと停止を繰り返します。

これも以前はラジカセに入ったカセットテープを自分で再生停止しながらまわっていたので、ほんの少しハイテクになりました笑。

この見事な鍾乳洞は何回来てもいいものです。今回も貸し切り状態で回りました。

西港へ行くと、ちょうど「だいとう」が荷役をしていました。ずっと時化が続いて半月くらいぶりの入港なのですが、通常なら出ないくらいの波高なので荷役も大変そうでした。

しばらく船が出なかったので、11月22日に出した自分の荷物が12月8日に着いたこの船でようやく到着しました。生活用品などの荷物はギリギリ間に合いましたが、バイクはこの船に載せられず、次の船まで借り物のバイクで過ごしました。

波が高いので、塩屋海岸は立ち入り禁止に。

友人から、以前にここで目の前で知人が波にさらわれた話を聞いてたり、自分もここの少し高い場所にある展望所で海を見てたら、突然大波が来て全身に海水をかぶったこともあるので、無理して見には行きません。

在所の集落に入り、南大東村の郷土資料館的な「南大東村立ふるさと文化センター」へ。

戦前まで南北大東島では、私企業が学校警察まで含む一切の権限を持ち、会社が独自の紙幣を発行していたリアルカイジな島でもありました。

外にはシュガートレインに使われていた車両が展示されていますが、年々痛みがひどくなっている気がします。

屋根がついていてもここの環境はそれだけ過酷なんでしょうね。ここも以前は客車の中でシュガートレインのビデオを見たり出来ていたのですが、周囲が頑丈になるにつれて、外観の痛みが激しくなっているのはモヤっとしますね。

お昼は、在所集落の「大東そば」へ。最近経営が「いちごいちえ」に変わったとネットニュースで見たような。

時化続きで大東寿司が品切れだったので、大東そばとジューシー(炊き込みご飯)のセットのお昼。

飲み屋街。変わったような変わってないような。奥の2階建ては1階がマシン屋(パチスロ店)なのですが、営業してるんでしょうか……

JAの車両置き場にはハーベスターと伴走車が。南大東は1月から操業らしいので、操業終了も遅くなりそうです。

集落に近い線路跡「南線十八号集積所」。この先の線路跡は道路に転用されていることがよくわかります。

県道のヘキサ。北大東島にも以前はあったのですが。

南大東漁港。よく見ると軽石が浮かんでますね。

バリバリ岩。正午頃に来ると、地面のほうまで日があたってちょっといい雰囲気になります。

奥に行くと、海のほうまで下りていけるはずですが「帰りはまたここを登るのか……」と思っていつも奥までは行かずに戻ります。

海軍棒プール。荒波で完全に水没しています。風もあったので、ここも下まで行くのはヤメにしました。

日の丸山展望台。畑の面積が大きいのでなんとなく北海道っぽい景色ですね。

ここの「ポイント」にはなぜか案内看板はありませんでした。

南線三号集積場。線路跡は防風林になっていました。

旧南大東空港の建物はラム酒の工場になっています。ここのラム酒ケーキが美味しいのですが、船が来ていなかったので品切れとのことで残念でした。今回は写真を撮っていませんが、中は現役時代の南西航空の看板などが残っていてちょっといい感じですよ。

在所の集落に戻って「ケンチャンストア」で、今日の夕食用に自家製の豆腐を購入。

最後に島に一軒だけのGSで給油。リッター179円でした。

南大東空港でバイクを返却。というか、ただ置いてきただけですが。

結局全部はまわりきれなかったなぁ。買い物する時間もほとんどなかったし。

北大東行に乗ります。

RACの南大東~北大東線は日本一短い航空路線ということで、今のDHC8-Q400CCになってからは短くても7分くらいかかりますが、昔のDHC8-Q100の頃は風向きによっては3分くらいで到着していました。

那覇から大東島への飛行機は、午前に南大東1往復、午後は火水木は那覇→南大東→北大東→那覇、金土日月は那覇→北大東→南大東→那覇が1便となっています。

例えば、那覇から北大東に行く場合、金土日月は直行便なので問題はありませんが、火水木は南大東経由となります。その場合「当日中に」南大東で乗り継げば、運賃は通しで計算することになっています。

往復で購入すると往復割引も適用されます。ただし、経由便はネットでの購入が出来ないので、今回は函館空港のカウンターで購入しました。

今回はこの制度を利用して午前便で南大東へ行き、午後便までの時間を利用して南大東島の観光をしました。北大東から南大東へ行って「当日中に」那覇行きに乗り継ぐには、すぐに出る便に乗らないといけないので、この手は使えません。

以前はある程度融通が利いたので、帰りに船で南大東島に行って次の船まで遊んだりしたこともありましたが、那覇~北大東の飛行機代は自腹ではないので、今は南大東で宿泊まではなかなか出来ません。

7か月ぶりのもう一つの我が家。今回は何か月過ごすことになるんでしょうか。