「北大東村民俗資料館」改め「うふあがり人と自然のミュージアム」に行ってきました

北大東村民俗資料館。以前は8~9時の1時間しか受付が出来ず、見学時には村の教育委員会に連絡して鍵を開けてもらうという、地味にハードルの高い仕様になっていました。

が、2年くらい前に展示内容をリニューアルして、受付に職員さんが常駐するようになりました。それでも月~金曜日の8時30分~12時と13時~16時という短めの開館時間となっています。

北大東島では、ガソリンスタンドでもお昼休みがあったり、Aコープも土日の12~13時は一時閉店(船の入港日は除く)していたりするので、島外からの観光客もこの生活リズムに適応するしかないのですが。

この日は翌日に砂糖の製品出荷があり、収穫が午前中に終わって少し時間が出来たので、リニューアル後初の見学となりました。

受付には北大東島グッズが並んでいます。

今回グッズは買わなかったけど、北大東島のタオルとドロマイトのペーパーウェイトは欲しいかも。以前購入したステッカーは在庫が残り少なくなっていました。

電動アシスト自転車のレンタルも始めたようです。

南北大東島は地味に坂が多く、普通の自転車だと心折られる人もいるかもなので、電チャリがあると便利ですね。レンタル料金については、自転車屋さんもない島でいろいろ経費もかさむことは想像出来るので、大目に見てください。

それでは500円を払い「うふあがり人と自然のミュージアム」に入館します。

ちなみに「うふあがり」とは、うふ=大きい、あがり=東で、大東諸島を指す言葉になっています。

中は広々として、スッキリした印象を受けました。

中にはQ&A式のパネルが並んでいて、最後まで読むと北大東島博士(死語)になれるかも。

大東諸島は285万年後には消滅してしまうらしいので、観光に来る人はお早めに。

島で見るサトウキビ畑を仕切る石積みの白い石は、一番左のドロマイト。持つとズッシリ重いです。大東ピラミッドという名の砕石置き場もドロマイトで出来ていたような。

北港の大波との撮影コーナーも。

レインボーストーンがある!大体どこら辺にあるかの見当はついていますが、見には行っていません。持って帰ると多分怒られます。

沖縄県最東端の真黒岬は、昔は魚のマグロの字を当てていたんですね。

食べ過ぎるとお尻から油が垂れ流しになるので、流通が禁止されているインガンダルマ。最高で10切近く食べたことがありますが、何ともありませんでした笑

あら意外なところで大東島と函館の繋がりが。

榎本武揚と、大東島の歴史に欠かせない玉置半右衛門は、意外と近いポジションにいたのですね。この繋がりを知れただけでも、ここに来た甲斐はありました。

これがいわゆる大東島紙幣。リアルカイジの世界。

戦跡巡りとかしたことないなぁ。10年以上北大東島に来ていても、まだまだ未知の世界があります。

各地の郷土資料館に行くとありがちな、昔の農機具のコーナーなどは少なめ。

初代「だいとう」の写真は今の2代目「だいとう」では?

2代目「だいとう」は、10年くらい前に1年だけベージュカラーの時があって、その時の写真だと思います。

波照間島にもリン鉱山があったんですね。

以前あったかなり大きめの北大東島模型はなくなっていましたが、展示内容にはかなり満足してミュージアムを後にしました。