2023沖縄から北海道へ14日目 鹿児島 さくいちツーリング

朝一は、桜島フェリーに乗って桜島へ向かいます。

人も車も鹿児島からはそのまま乗り込んで、桜島で精算するシステムになっています。WAONでも支払いできるのは便利。

ただ、鹿児島側にも定期券の販売窓口はあって、そこで御船印を購入。船の数だけ種類があるので、今乗る船の御船印を指定して購入しました。

桜島のフェリーターミナルには、JAバンクのATMがありました。JAバンクは、支店以外であまりATMを見かけないイメージがあったので助かりました。

まずは桜島の予習を、ということで歩いて「桜島ビジターセンター」へ。

フェリー乗り場近くにある、なんともいえない味のあるパチンコ屋さん。以前ここの隣の長屋に、部屋が男女混合雑魚寝状態のゲストハウスがあったけど、今もやってるのかな?

桜島をレンタルバイクで一周しようと、フェリー乗り場の向かいにあるレンタカー屋さんへ。

「予約してないけど、バイク借りられますか?」「あるけど、あなた普段バイクに乗ってる?」

乗ってると答えると、桜島の道は灰でものすごく滑るから気をつけろ、こないだも普段大きいバイクに乗ってるというので貸したら、見事に転んで骨が露出するほどの大ケガをした…など、実例をいくつか挙げながらさんざん脅しをかけてきます。

なおも話を聞いてると、レンタルバイクとして8台購入したけど、みんな事故って続々と廃車になって、今はもう2台しか残ってない、あと1台ダメになったらもうバイクのレンタルはやめる…

まあ、そんな事情があれば一言言いたくなる気持ちもわかります。ただ、いろいろ言われても感じ悪いとは思わず、むしろ人の好さが伝わってきたので、そのまま借りました。

レンタルバイク代は、ガソリン代込みで2時間2,500円でした。

ジェット型のヘルメットと軍手を借りて出発。

まずは、2004年に桜島で行われた長渕剛の野外コンサート記念モニュメント「叫びの肖像」へ。

鹿児島の人は、長渕剛のことを親しみを込めて「ツヨシ」と呼ぶらしいけど、真偽のほどは?

バイクを借りるときに、特にここに上がっていく道でトラブルが多いからと言われたのでゆっくり走って湯之平展望所へ。この時期は灰が東側に流れることが多いからか、道の端に少し灰がたまってるくらいで、道にはありませんでした。

湯之平展望所から北側に降りて、桜島を時計回りに進みます。

前方の木は伐採されてこのようになったのか、車が通るうちに自然にこの形になったのか。片洞門みたいでちょっと萌えます。

主張が激しい町内会の集会所。

離島好きとしては、そのうち行ってみたい錦江湾内唯一の有人島「新島」。

島に渡るには、日水金の週3日の運航で1日3便と地味にハードルが高いです。

黒神ビュースポットの展望台から。手前に木があってよく見えませんが、

すぐ横の橋のそばからだとよく見えます。

有名な黒神の埋没鳥居を見て、

桜島口へ。レンタルバイク屋さんから、ここより九州本土側には行かないように言われていたので、ゲストハウスで聞いていた「道の駅たるみず」周辺のポイントには行けませんでした。

まあ、行っても多分バレませんが、何かあった時のことを考えるとね。レッツ4は作りが華奢なので、トラックがバンバン通る国道を走るのはちょっと怖いという理由もあります。

「灰で見えない!」のインパクト。

有村展望所からの眺め。

運悪く噴火に遭遇してしまった時用に、避難用のヘルメットも置かれています。

2時間の制限を15分くらいオーバーしましたが、追加料金はかかりませんでした。借りるときにも「一応2時間だけど多少オーバーしてもいいですよ」とは言われていたので、想定内ではありました。

ただ、2時間だとほぼ一周するだけになって時間がカツカツだったので、1時間500円の追加料金を払って、もう少しゆっくり「さくいち(という言葉があるのかわかりませんが)」してもよかったかも。

道の駅でお昼を食べようと思って行くと、ちょうど12時過ぎだったので行列が出来ていて断念。そのままフェリーで鹿児島に戻ることにしました。

結局お昼は、フェリー内のうどん屋さんで天ぷらうどんとおにぎり。運航時間15分のフェリーでもうどん屋さんがあるのですね。

コシがないのは、伊勢うどんリスペクトなのかそれとも?

鹿児島に戻ってきました。

十島村役場の隣にある、トカラの特産品を売ってる「トカラ結プラザ」で、悪石島の「悪」Tシャツを購入。前々回のブログでも書きましたが「悪」ツナギは置いてませんでした。

いづろ通にあるさつま揚げ屋さん「薩摩家いづろ店」へ。

店内のイートインスペースで、ゲストハウスでおススメされた「ハッシュドサツマ」を実食。店内で2度揚げされて出されたハッシュドサツマは、外カリ中フワのチーズ入りさつま揚げ。

食べてみると、熱々のチーズがさつま揚げと思いのほか合って、持ち帰るより出来立てをその場で食べたほうが美味しいと言われた意味が分かりました。他にベーコン入りもあったのですが、年を重ねるとなかなか食べたいもの全部食べるというわけにはいかなくなってきます笑

鹿児島は、何回来てもいい街だと思います。何回も言ってますが、ヨッピーさんの「路面電車のある街にハズレなし」は名言だと思います。

実家方面で、ちょっとお礼の品を持っていかないといけない場所があって、ゲストハウスでお菓子の贈答品ならと聞いて得た答えが「明石屋」のかるかん。

今までかるかんは、パサパサで口の中の水分持っていかれる系のお菓子だと思っていたのですが、贈答用と別に一つ買って食べてみると、今までのかるかんの概念がひっくり返る美味しさでした。店内も上品な感じで、いい買い物が出来ました。

郵便局からお土産や荷物を送って、城山のふもとにある西郷隆盛の銅像あたりをうろついていると、観光ボランティアガイドの人が来て「一枚記念にどうですか?」

西郷さんの愛犬と一緒に撮ってもらいました。

撮影用のスマホ台が桜島。

照国神社にお参りして、

歩いて城山を登ります。

個人的には城山から見る桜島が、一番カッコいいと思います。

平成初期に城山に来たときは、お土産屋さんで何か買うとお釣りが板垣退助の100円札だった記憶があるのですが、どこも閉まってますね…

夕食は、これもゲストハウスのおススメで山形屋デパート7階の「山形屋食堂」で、鹿児島人のソウルフード(らしい)「焼きそば」にプラスしてミニチャーハンを食べました。

山形屋の焼きそばは、あんかけのかた焼きそばで、大変美味。おススメされないと、デパートの大食堂でご飯食べる発想はなかったと思います。