2023沖縄から北海道へ12日目 中之島~悪石島 不完全燃焼

6時20分頃、定刻より20分遅れで「フェリーとしま2」が到着しました。

6時40分頃、中之島を出港。2日弱の滞在でしたが印象に残る島でした。

朝食はフェリーの食堂でカレーライス。

朝はフェリーに合わせて4時半起きだったので、諏訪之瀬島・平島の入出港には気づかず朝食後はずっと寝ていました。

定刻より35分遅れの9時45分頃悪石島に到着。

宿の予約の時に「船を降りたらコンテナの待合室で待ってて、声かけるから」と言われ待っていると、中之島と同じく荷役をしていた宿のご主人に連れられて、まずは島の物資を運んできたコンテナ前へ。

おそろいの「悪」ツナギがかっこいい。

悪石島は人口78人(2022年6月)の小さい島なので、商店などへの荷物の積み降しも島民が交代で行います。

リーファーコンテナは、冷蔵と冷凍で半室づつの仕様になってました。

今日の宿「西荘」に到着。今日も宿泊客は一人です。

とりあえず、昼までは歩いて集落をまわろうかな…

悪石島小中学校。向かいには移住者のための住宅もありました。

神様や神棚にお上げする供物を拵える炊事場「ソンジャ」。

入ろうと思えば中に入れるけど、何か入りにくい雰囲気があります。

昔は島で唯一の自販機だったらしいですが、今は役場支所前にもあります。

島中坂森神社。悪石島は人口に比べて神社が多い気がします。

悪石島の神社には、鳥居に鋸歯上の文様があるのが特徴です。

コインランドリーと、役場支所と簡易郵便局。

その隣には、売店とガソリンスタンドがあります。

売店が開いてたので、今宵の晩酌セットを購入。売店には悪石島グッズが販売されていて、あの「悪」ツナギも売ってたけど、荷物になるからと買わなかったことを後で悔やむことになります。鹿児島市内の「トカラ結プラザ」にも、置いてると思ってたんだよね……

宿に戻ってお昼。

昼食後は役場支所で明日の鹿児島行きのチケットを購入。

トカラと言えば「悪石島のボゼ」と言われるほど有名な、ボゼの祭りで使われる仮面。あの仮面は1年限りの使用で、終わった後はどこかの神社の敷地内に置かれて、自然に還っていくと某所で聞いたのですが、真偽のほどは?

宿でオーナーさんに借りられる車がないか聞いたところ「貸す用の車はないけど、よかったら島を案内するよ」ということで、お願いすることに。

まずは、集落と反対側の島の東側にある「ノンゼ岬」へ。

途中に柵があるのですが「これは牛が逃げない用の柵で人間は普通に入っても大丈夫だよ」とのこと。開けたら閉めるを忘れずに。

岬の広場から草むらをさらに海側に進んだところから。こちらのほうが眺めがいいですね。一人で来てたら多分上の写真のところで引き返してたと思います。

悪石島でも野生のトカラヤギを大量に見かけました。

悪石島ヘリポートから草をかき分けて海のほうへ行くと、

かすかに小宝島が見える絶景が広がっていました。このあたりが島の最南端だと思います。

荷積岬。遊歩道が整備されていたのですが、台風の影響でかなりひどい状態に。

港近くの砂蒸し温泉へ。

車で案内してもらったので何も準備していなかったのですが、レジャーシートとか持ってきて寝転がるのによさそう。ここは指宿のように砂の中に入るのではなく、上に寝転がる方式とのこと。

砂蒸し温泉から少し港寄りに、湯泊温泉という公衆浴場的な温泉があるのですが、なんと数日前から温泉が出なくなったとかで休館!

湯泊温泉の近くに自然遊歩道があったので少し散策。

長さは数百mですが、なかなかワイルドな遊歩道ですね。

海中温泉(があった場所)へ。

目印の♨マークもかすれています。

「このへんに手突っ込んでみて」「あったかいっすね、これくらいなら風呂入るのにちょうどいい熱さですね」「前は人が入れるような浴槽もあったけど、台風で石が全部バラバラになってしまった」

どうもこちら側に新しい港を作る計画もあるとかで、そうなると海中温泉の復活は望み薄…

夕食。「西荘」は1泊3食で8,500円でした。この料金なら、車での観光案内は完全にご厚意ですね…

島最高峰の御岳には時間の関係で行けず、温泉にも入れずで不完全燃焼のまま悪石島滞在は終わりそうです。まあ、また来る理由が出来たと前向きに考えましょう。