朝一、ホテル近くの「奄美ツーリストサービス」でトカラ行きのチケットを購入。
トカラ行きフェリーが出る佐大熊岸壁にある「里見海運産業」で購入せず、ホテルに近いだけの理由で「奄美ツーリストサービス」でチケットを購入したために、御船印の購入に手間取ったのは、後の話。
チケット購入後レンタカー屋さんに行くと、どこかで見たような人が…毎年お越しいただいているHさんだ!お互いに気づいて「偶然ですね」とご挨拶。
以前泊まってる民宿で、ウチのお客様に声をかけられたことはありますが、レンタカー屋さんのカウンターなんて、10分ズレただけでも会えないのに。
奄美には1週間くらい居るけど、基本ノープランだというK氏を誘ってドライブ。
自分もとりあえずレンタカーは借りてたけどノープランだったので、昨日ホテルでもらった観光マップを見ながら「南のほうに行ってたら走るだけで1日終わりそうだから、とりあえず北半分まわろう」。
ということで、まずは有良集落にある「ガジュマルのトンネル」へ。
植物で南国気分が味わえるのも、そろそろ終わりが近づいています。
全山にソテツが群生している、安木屋場のソテツ山。写真だとわかりづらいですが、実際見てもわかりづらいです。
奄美大島最北端の笠利崎へ。
車を停めて、急こう配の遊歩道を5~6分くらい上って灯台へ。
眺めはいいけど、風が強くて寒い!
灯台のすぐそばにある「夢をかなえるカメさん」の銅像。
笠利町には、海の向こうには恵みをもたらす神の国(竜宮)があり、そこから人々に幸福がもたらされるという「ニライカナイ」の伝説がありました。奄美には亀にまつわる伝説もあることから、訪問者の幸福を祈る意味で亀の銅像を建てたらしいです。
亀が神の国の使者というお話は、内地だと竜宮伝説になるのですが、奄美では沖縄と同じニライカナイ伝説になるのが面白いですね。
お昼は、奄美大島に来たらやっぱり鶏飯食べたい!ということで、笠利町外金久の「みなとや」へ。3軒くらい候補を立てていたのですが、ちょうどお昼時に一番近い場所にあったお店だったので。
順番を取りに行ったK氏によると、名前を書く横に時間が書いてあって、その時間にお店に行くと案内されるシステムらしいので、30分後の予定時間まで近くのビーチを散策。
時間になったので店に戻ると席が用意されていて、まもなく鶏飯が着丼。
具もご飯も美味しいけど、ご飯にかけるスープが絶品。スープだけおかわりして永遠に飲んでいたい。
茶碗3杯分はあったご飯もすべて完食。
店内には「撮影禁止」の張り紙があって、でも鶏飯の写真ぐらいは撮りたいなぁと思っていたら、メニューに「料理の写真以外店内撮影禁止」とあったので、ちょっと安心。店内はまんべんなく人が居るので、どのみち中の様子は撮れないしなぁ。
こういう注意書きをわざわざ貼るからには、過去に何かトラブルがあったはずなので、自分は肯定的にとらえます。
サトウキビ畑。大東島の畑とはだいぶ様子が違う気が。畝はちょっと曲線を描いていて、水も畝に点滴ホースを通して撒くのではなく、スプリンクラーで撒くようになっていました。
奄美十景の一つ「あやまる岬」へ。あとの九景はどこだったんでしょうね。
干潮でかなり沖まで潮が引いていたので、K氏が「あそこでエビとか採りたい」。
レンタカーに貼られていて気になっていた「奄美FM」のステッカーを奄美空港の売店で入手。
関係ないけど、昭和末期の関西では、FM802の「Funky 802」のステッカーを貼るのが流行ってましたね。
龍郷町赤尾木の集落にある、無料の仮設駐車場に車を停めて、
ビーチに向かうと、
干潮時のみ現れる、ハート型の潮だまり「ハートロック」があります。
この角度のほうが、ハートに見えるかも?
自分は観光マップを見るまで知らなかったのですが有名な場所らしく、人が入らないように写真を撮るのにひと工夫が必要でした。
同じく赤尾木集落の近くにある、二つの海が見える丘へ。
ビッグⅡという、スーパー兼ホームセンター兼100円ショップ兼お土産屋さんでお土産を購入して、途中でダートになったりちょっと心細くなる道を通って、さきばる展望台へ。
レンタカーを返却して、隣にあったファミレス「ジョイフル」でK氏と最後の晩餐。
縁があったら、きっとまた会えるはず!
K氏と別れ、歩いて佐大熊岸壁へ。
いよいよ今回の旅のメインイベント、トカラ列島経由鹿児島行きの「フェリーとしま2」に乗り込みます。
フェリーとしま2の名瀬港出港は夜中の2時で乗船は1時から開始ですが、出港前日の18~21時にも舷門を開放しているので、そのまま乗船することができます。
明日の10時半頃まで15~16時間くらい乗るので、船内の案内所で4,000円課金して指定寝台へ。
レストランスペースは常時解放されているので、
晩酌をしつつ、出港を待ちます。