2023沖縄から北海道へ11日目 中之島 島内を車でまわる

朝食。お昼のお弁当も一緒に渡されました。

食後は港まで散歩。やっぱり海はキレイですね。

中之島のメインストリート。港から海沿いに温泉・商店・役場支所・郵便局・民宿・小中学校などが並んでいます。トカラの島々で、海沿いに集落があるのは珍しいような。

中之島は十島村で唯一駐在さんのいる島ですが、駐在所はメインストリートから外れて少し山のほうにあります。

永田商店の張り紙。鹿児島に行くことを「上鹿」と言う言い回しが新鮮です。

宿に戻って、今日も1日車を借りることにしました。

宿にあった観光案内に要連絡とあったので、電話をして日之出集落にある「十島村歴史民俗資料館」へ。

資料館の向かいにトカラ馬が放牧されていたので、写真を撮っていると、

牧場の人から「これから馬にエサをあげるので一緒に来ませんか?」

「はい、よろこんで」ということで、

柵の中に入れていただき、馬のエサやりに同行させていただくことに。

さっき柵越しに見ていたのはメス、今エサをあげているのはオスのいる場所。

エサは与えていますが小屋などはなく、十分な広さの柵の中で放牧されていて、死んでしまった馬がいても、そのまま自然に還っていくシステムになっています。

エサと水やりが終わって資料館へ移動。

先ほどエサやりに案内していただいた女性の方が、ここの館長も兼ねていました。

引き続き館内で、館長さんからマンツーマンで展示品の説明を受けました。

後で気付いたのですが、あらかじめ連絡しておくと、馬のエサやりもツアーとして案内してもらえたようです。自分がたまたまその時間に行ったので、運がよかったというか、いい経験が出来ました。

資料館にはかなり長く居たので、見終わるとお昼近くになっていました。

宿のある海沿いに戻って、噴火してる諏訪之瀬島を見ながらのお昼。

昼食後は引き続きドライブ。先ほどの資料館のある少し先に「中之島小中学校日之出分校」の跡が校門だけ残っていました。

底が泥状なので、底なし沼と呼ばれている「御池」を見て、

島の南端にある「ヤルセ灯台」の入口に車を停めます。

ちょっとアップダウンのある道を歩くと灯台が見えてきました。

灯台への道は、ずっと台風の影響で崖崩れがおきて通行止めだったのですが、つい最近何年かぶりに開通したようです。

ただ、今ものり面を補強する大規模な工事が行われていて、途中で車が通りにくい場所がありました。

以前はヤルセ灯台から集落へ直接向かう道があったのですが、今は通行出来なくなっているらしいので、適当な場所で引き返します。

ヤルセ灯台と日之出集落を結ぶ道から、七ツ山海岸と口之島が見えます。

七ツ山海岸には車で行けるようなので、来てみました。

右の建物には、管理棟と書かれていたので、キャンプ場かビーチがあったのかもしれません。

桟橋のような設備や、岩を掘った人工プール?のようなモノもあります。

そういえば、ここのことは宿の人に聞くの忘れてたかも。

再び牧場前。ここにいるトカラ馬は小屋がないので、台風の時などは裏の林に避難すると聞きました。

宿に戻って車を返却して、明日の「フェリーとしま2」のチケットを買いに「十島村役場中之島出張所」へ。

鹿児島港と名瀬港以外の各島では、チケットは村役場の支所で購入します。ただ、車やバイクなどの携行荷物がある場合は、また別の場所で手続きをしないといけない、若干面倒な仕様になっています。

無事チケットも購入したので、今日は「西区温泉」へ。

内部は「東区温泉」とほぼ同じで、こちらも寄付した人の名前が貼られています。

ただ、東区と西区で泉質は違うらしく、基本は自分の住んでる区の温泉に入るのですが、そのあたりは割と柔軟に行動しているようです。ここでも昨日と同じく料金箱に500円を入れて入浴。

帰り道、永田商店が開いていたのでビールを買ってきて、ウッドデッキで一休み。

夕食はこの日も一人でした。

トカラに行くことを決めてからいろいろ調べていたのですが、あまりネットで宿の料金まで書いているサイトが見つからなかったので、備忘録を兼ねて。

大喜旅館さんは2泊5食(朝1昼2夕2)で税込19,360円でした。車は半日4,400円、1日8,800円で、合計13,200円の謝礼を払いました。

トカラの島々は、前回のブログに書いたようにガソリンスタンドのない島も多く、各自でガソリンを購入してドラム缶から自分で入れるなどの特殊な事情もあって、車は借りられるだけでもありがたかったです。ほとんどの島はアシがないと身動きが取れないのもまた事実なので。