西埠頭と中華会館

今日7月8日から中華会館が内部公開されたのでちょっと行ってきました。
フェリーターミナルからラビスタ函館ベイまで、函館帝産バスのシャトルバスに乗っていったのですが、2人しか乗ってなかった…
ちょっと寂しいです…

明治時代、ここの東浜桟橋に連絡船で本州から渡ってきた人々が降りたことから建立された「北海道第一歩の地碑」などを横に見ながら海沿いを歩いて行きます。

海上自衛隊の塀沿いにアジサイが咲いていました。

西埠頭の入口には、日本で最初に函館で作られた洋式帆船「箱館丸」の巨大な復元船が置かれています。

西埠頭に大きい船が見えたので来てみると、7月17日より青函航路に就航する津軽海峡フェリーの「ブルードルフィン」が停泊していました。

もともと「ほるす」として青函航路にも就航していた船が巡り巡って里帰りしてきたので、目新しさはないのですが、こうしてあらためて間近で見上げると大きい船だなと感じました。

西埠頭から、少し山のほうに上がって中華会館に来ました。
ここは1910(明治43)年竣工の日本唯一の純中国式の建物です。
今まで内部の撮影は一切禁止だったのですが、今年は中華会館創建100周年ということで、入場料600円の他に「喜捨」の形で1000円を納入すれば内部撮影の許可が降りるようになりました。
が、諸事情(笑)により内部の写真はありません…

きれいな写真のポストカードとパンフレットがもらえるのでこれで満足します。

で、この建物は何の用途で建てられたのか?
ここは三国志で有名な関羽を祭った「関帝廟」です。
関羽は商売や学問の神様とされていて、華僑が自分たちの住むところに関羽を祭る建物を建てたものです。
横浜や神戸、長崎などにも関帝廟があります。
中に入ると各部屋に掛け軸や細かい木の彫刻、壺などが置かれ、漆の朱色の内装と中央に鎮座する「関帝壇」がいかにも中国の華美な雰囲気を出していました。
8月23日まで内部公開がされています。