渡島当別から茂辺地まで一駅だけJRで移動します。
駅から大体の方向の見当をつけながら歩いていくと、歩行者専用?の橋に行きあたりました。
鮭見橋という名前に期待して川の中を見てみましたが、まだ鮭の時期には早かったかな…
橋を渡るといきなり山道です。
途中に分岐があり、ちょっと考えて若干踏み跡の多い左に進むと、
無事矢不来天満宮の前に出ました。
矢不来天満宮は、松前藩が渡島半島に配置した交易や領域支配の拠点である道南十二館の一つの茂別館の上に建てられていて、学問の神様菅原道真を祀っています。
本殿の近くには少し磨滅している神牛の像があります。
向かいにも新しい梅の社紋をまとった神牛の像があります。
同じものは太宰府天満宮にもあって、これは菅原道真が亡くなった時に亡骸を牛車に載せて進んでいると、急に牛が動かなくなってしまったので、その場所に菅原道真の亡骸を葬り、太宰府天満宮が建立されたというところからこのような牛が伏せた像が作られています。
また、菅原道真が梅の花をこよなく愛でていたところから、各地の天満宮では梅の社紋が使われているということです。
行った日はちょうど例祭の前日で、のぼりを立てる準備をしていました。
天満宮の裏参道から降りて行くと、ヤブが深くて近寄れなかった開拓使の煉瓦石製造所跡や、
鮭卵ふ化場跡などのマイナーな史跡もありました。
ここは、看板の後ろにヤブに埋もれていた廃墟があったけどそれだったのかな?
建物を確認する気は起きませんでした…
ちょっとバスが来るまで時間があったので、茂辺地漁港を目指して歩いてみました。