1月22日に北大東島に到着して、24日から収穫が始まり日々ボチボチと落ち着いてきたので、ちょっと旅行記は1回置いといて今の1日の流れを書いていこうと思います。ただの日常に需要があるかはわかりませんが。
北大東島の朝は早い。
朝6時に防災無線から大音量のメロディーチャイムが流れるので、前日深酒をしていなければ大抵これで起こされます(笑)。
6時半頃起きて、7時から会社の食堂で朝食。
7時15分には車庫を出て、その日の畑に向かいます。
寮から会社への途中。
このあたりは晴れていると朝焼けがキレイです。
今は製糖が始まったばかりなので右も左もサトウキビですが、収穫も後半になると刈り取り済みの畑が増えて見通しがかなり良くなります。
だんだん見通しが良くなっていくと、島から出られる日を指折り数えて待つようになってきます(笑)。
会社への途中で飼われているヤギ。
島中いろいろな場所でヤギが放されているのを見るのですが、これはペットではなく食用のために飼われているのです。
大体7時半頃には収穫を開始して、8時からは工場の受け入れも始まります。
基本的に1日の収穫ノルマに向かってひたすら収穫しては工場に運ぶことを繰り返します。
10時になると休憩が入ります。
畑の主さんから差し入れをいただきます。
ペットボトルのお茶や缶コーヒー+お菓子の場合が多いですが、手作りのムーチーやジューシーのおにぎり、ソーメンチャンプルーなどの沖縄料理が出ることもあります。
差し入れをすべて平らげていると多分太ります(笑)。
ポークの天ぷらが出てきた時は、明らかにカロリー的にヤバいブツだとわかっていてもかなりの量を食べてしまって晩御飯を減らして調整したり。
お昼は会社に戻って昼食。
大体12時40分頃には畑に戻っているので休憩は10分取れればいい方かも。
昼からもノルマに向かってひたすら収穫。
15時の休憩を挟んでノルマを達成すると仕事は終わりです。
キビの出来がいいと14~15時に終わることもありますが、雨予報が出ていると少し余分に収穫するので遅くなるときもあります。
サトウキビは収穫後時間が経つと発酵してくるので、大体翌朝までに使い切る量しか収穫しないのです。
車庫に戻るとエアーでラジエターやダンプの部分に着いた大量の葉ガラを落としたり、サトウキビの汁がついて見づらくなった窓を洗ったりして1日の作業が終了します。
収穫はJAからのハーベスターのオペレーターに、製糖工場からの伴走車運転手2名が付いて、3人でチームを組んで大体20人くらいの畑を担当します。
同じ人の畑は1度に収穫せず3回に分けて収穫します。
これは、収穫が早く終わると次の準備に早く取り掛かれる、収穫が遅くなるとそれだけ糖度が上がる、などいろいろ考えがあるのでなるべく公平になるよう分割して収穫しているらしいのです。
ここの仕事を始めて3年目になるのですが、今回からは畑の地図を見て畑主の名前と大体の場所を把握するようにオペレーターから言われています。
そうすると畑間の移動もスムーズに行くのです。
共同生活の寮も、半分くらいは前年のメンバーなので割とお気楽に生活しています。
ただ、ここに来るようになって明らかに酒の量は増えました…
他にもいろいろあるのですが、今回はこのあたりで…
製糖の仕事に興味がある旅人さんは、ウチにお越しいただければわかる範囲でお話も出来ると思います。