翌朝、船まで少し時間があったので、昨日見られなかったビジターセンターと、もう一度仲本海岸を散策。
同宿の関西からの旅人さんと黒島から船で石垣に戻ります。
今回、黒島に限らず八重山では関西の旅人さんが多かった気がします。
Peachが関空~石垣の直行便を運航していることも影響しているのでしょうか。
今回自分が八重山巡りを決めたのも、那覇~石垣のPeachの料金があまりにも安く思わず購入してしまったからということもあって、LCCはその場所へ行くハードルを下げる存在であることを再確認した旅でもありました。
石垣からは、毎週月・金曜日に鳩間島経由上原行きの貨客船が運航されていて、ちょうどこの日は金曜日。
ということは、同じく鳩間経由上原行きの高速船と組み合わせれば、2時間ほどだけど鳩間島をまわることが出来る…
このプランを見つけたときは心の中でガッツポーズだったのですが、問題は冬の季節風による高速船上原便の欠航率の高さ。
八重山に来る前に安栄観光の上原便出航可否のメール配信を申し込んだのですが、配信開始以来欠航以外の文字を見たことがありませんでした。
高速船が動かないとこのプランは意味ないので、今回はあきらめるか… と思っていたところ、この日の朝は平常運航とのメールが!
ということで、昔の離島桟橋にある貨物取扱所へ行ってみると、「荷物が多いので定刻の12時30分に出るかわからないからまた出港間際に来て」とのこと。
最悪石垣15時30分発の高速船で上原に直行すればいいので、お昼を食べてから改めて乗り場へ行くと「定刻に出るよ」と言われ、貨客船はアイランドホッピングパスの対象外なので別料金を払ってフェリー「ぱいかじ」に乗り込みます。
乗ってみると乗客は自分一人。
アイランドホッピングパスがあるから、別料金払って乗るメリットもないしなぁ…とか思いつつ外の甲板で海を眺めていると、竹富島の向こうに蜃気楼が見えました。
そのうち船も揺れだして寒くなってきたので船室に入ると、操舵席近っ!
ほぼ写真の範囲が客室のすべて(笑)。
乗組員の人たちは何やら雑談してるし、知らない人の家に居るような居場所の無さを感じてあずましくないひと時を過ごす。
ガッツリ揺られること2時間、ようやく鳩間島に着きますが、港からしていきなりこの海の色!
昔、鳩間経由の船で来た時に感じた衝撃と同じ海がそこにはありました。
鳩間島は周囲数キロの小さな島ですが2時間しか居られないので、ある程度まわるところを絞ることにして、まずは灯台へと行きます。
灯台は集落のバックの高台にあって、港の向こうにはこれから行く西表島がよく見えました。
集落には鳩間島簡易郵便局があって、風景印はないとのことだったので、今までしたことない旅行貯金をすることに。
珍しく、何かの証しが欲しくなったのです。
あとは港の近くで眺めのよさげな場所を探してボーっとして過ごします。
追加料金を払っても2時間くらいしか滞在できませんでしたが、行ってよかった。
今度は1泊してもうちょっと島巡りが出来ればと思いました。
鳩間からは無事高速船にも乗れ、上原からは「民宿マリウド」のハイエースで宿に向かいました。