いざ沖縄2014その4 20年ぶりの八重山へ

那覇で1泊して製糖仲間と飲んだ翌日、石垣行きの飛行機まで少し時間があったので街を散策。

JR九州には沖縄にも支店があって、沖縄限定デザインのICカードがあると聞いてちょっと買いに行ってみようと思ったのです。
ゆいレールを壺川で降りて5分ほどの場所にあるドラッグストア、その2階にひっそりとJR九州沖縄支店がありました。
窓口にて「沖縄限定SUGOCA下さい」、すると「後ろの販売機で購入して下さい」とのこと。
販売機で購入していると、いつのまにか後ろに窓口に居たお姉さんが立っていて、SUGOCAを差し込む台紙と利用ガイドをもらいました。
なぜわざわざ本体のみ販売機で購入するのかは謎。

そんなことをしていると時間になったので、那覇空港から石垣行きの飛行機に乗り込みます。
那覇空港のLCCターミナルを使うのは初めてだったのですが、国内線ターミナルからバスで10分ほど揺られた貨物地区のど真ん中にあって、乗るときも倉庫のような待合室から外を歩いて乗り込むという虐げられ具合がたまらん。
背が低いほうの僕ですら横座り気味にならないとキビシイほど座席も明らかに狭く、これがLCCなのか…と思いつつ小1時間ほどで石垣空港に到着。

20年ぶりの石垣島は変わっていました。
かつて僕が住んでいたアパートは建て替えられ、行きつけの喫茶店ももうどこにあったかすら思い出せないのです。
街の中をひたすらウロウロ。昔の面影を追い求めるように。

この日は市内のゲストハウス「ゆくる」に宿泊。
建物も新しく、カプセル式のドミトリーで熟睡出来ました。

翌朝、石垣港離島ターミナルで、離島便に乗り放題の安栄観光の「アイランドホッピングパス」を購入。
波照間航路を除く4日間有効の券で5000円。
西表の上原まで往復するだけで4000円以上かかるので、モトが取れない使い方をするほうが難しいくらいのこのオトク感。

で、まずは小手調べに高速船で15分、石垣から一番近い竹富島へと渡ります。
船着き場に何台か停まってるレンタサイクル屋のハイエースに乗って集落へ行き、自転車を借りて観光することに。
観光用とはいえ、出合い頭に水牛出てきたらちょっとビビるね。

島の展望所「なごみの塔」からの眺め。
石垣の雑然とした街並みから15分でこんな別世界。
でもここの階段はかなりの急角度でおっかないね。

竹富島で一番印象に残ったのは、星砂の浜や街並みではなく、日本最南端のお寺「喜宝院」。
ここは島の博物館も兼ねていて、300円を払って入ると竹富島の民俗資料がびっしりと展示されています。
話好きの館長兼住職さんとしばらくお話。
この建物の一番奥が本堂に当たる場所、檀家という概念がないのでここの入場料で維持費を捻出している… 正直厳しいとおっしゃられていたように、よくみるとだいぶ建物にもガタがきているようです。
なんか応援したい場所ですここは。

お昼は喜宝院の近くにある「竹の子」でソーキそばとポークおにぎりを食べて石垣行きの船に乗り、今日の宿泊地黒島へ向かいました。

港からは民宿「あ~ちゃん」のバンに乗って宿へ。
どれでも好きなの乗ってきな。と多分20台以上はある、宿泊者は使い放題のレンタサイクルに乗って島を一周します。

この島は今は牛の生育と観光だけで生計を立てていて、畑はないとのこと。
どこまでも牧場が広がっていて平坦な地形なので、自転車でまわるのが心地いい。

宿近くの「黒島研究所」。黒島の資料館的な施設ですが、特にウミガメの展示が充実してます。
外ではウミガメが飼われている水槽があって瀬戸物のウミガメと卵が置いてあるのですが、ちょうど来ていた島のおばあちゃんと町職員の「この亀生きてるの?」「いやあれは置物だよ」というやり取りが微笑ましく印象に残っています。

宿のすぐそばの海岸で、夕日を眺めて1日が終わ…ると思ったら、夕食からのゆんたくタイムへ…
今回海の写真が少ないのは、この後行った島の海が一番印象に残ったから…
と含みを持たせてまだ続くよ…