いざ沖縄2014その6 ピナイサーラの滝ツアーから西表最奥の集落へ

民宿マリウドにはこの日、自分を含め4人の旅人さんがいました。
1人は別のツアーを予約していたとのことで、結局僕と女性2名、石垣から当日来られたご家族の計6人でピナイサーラの滝ツアーに行くこととなりました。
出発前。足元は沢靴を貸してもらえるのでとりあえずツッカケで。
「民宿マリウド」のツアーは防水ケース・小さなリュック・ライフジャケットなども貸してもらえるので助かります。
10時頃宿を出発。カヌー出発点近くの駐車場で簡単なカヌーの漕ぎ方の講習を受け、10時40分頃スタートします。
カヌーに乗ってるときは防水でないカメラはケースにしまっておいた方がいいとのことで、カヌーからの写真とその他何枚かは民宿スタッフの撮影です。
カヌー初体験でご満悦。
操作も思ったほど難しくなく、順調に川を上がっていきます。
遠くにピナイサーラの滝が見えました。
これからあそこまで行くのか…
1時間ほど漕いだ先に川が渓流になっているところがあり、そこにカヌーを置いて山道を歩いていきます。
小1時間ひたすら登りで少々疲れた頃、ようやくピナイサーラの滝上に到着しました。
風が強いのでガケの際に行くときは這って行ってくださいとのガイドさんの指示で、へっぴり腰で下を見てみると…
かなりおっかない。
実際この日は結構風が強く、水しぶきが常にかかるのでガケの先は濡れていて度胸試しなどする気にはならないのです。
ここでガイドさんお手製のソーキそばの昼食をいただきます。
しみじみと美味い。
昼食後はカヌーを降りたあたりまで戻ってから川沿いを上流に向かって歩いていきます。
このあたりで実は結構疲れが来てました(笑)。
20分ほどの歩きでピナイサーラ滝下に到着。
もう少し暖かくなると滝つぼで泳げるらしいのですが、この日は寒かったので特に誰も泳がず(笑)。
ここではコーヒーとおやつをいただいて30分ほど休憩して、カヌーを置いてあった場所に戻ってきました。
参加した他の方がマングローブに近寄って防水カメラで写真を撮っているのが羨ましくもあり…
これだけの為に防水対策したカメラを買って来るだけの価値がありそうだと思ったのです。
16時頃無事出発地点に戻りました。お疲れさまでした。
民宿に戻ると、ガイドさんがとった写真をその場でCDに焼いて即貰えるサービスが嬉しい。
他のツアーだとwebにアップするので各自パスを入れてダウンロードというところが多く、北大東島での貧弱なネット環境では無理があるなぁと思っていたので、直接パソコンに入れられるCDで貰えて大変助かりました。
上原港からは西表島交通のバスで白浜港へ移動。
ここからは西表島にありながら、1日4便の定期船が唯一の交通手段で道路が通じていない集落、舟浮へと渡ります。
連絡船に乗ること10分、舟浮の民宿の宿泊客は僕一人でした。
オオタニワタリの葉などあまり北海道では味わえない夕食を食べていると、
「イノシシ食べるかい?」
話によると、この時期だけイノシシを獲りに行くらしいです。
少しクセはあったけどまずまずのお味でした。
夕食後は、宿のすぐそばでイリオモテヤマネコを捕まえた様子や、外離島に住んでる裸のおじさんが出てたテレビの録画などを見て過ごします。
そして会話もひと段落ついたところで気がかりなことを切り出してみます。
「明日って上原便どうですか?」「この予報だとまず欠航だよ」
やっぱり…
舟浮からは10時35分と12時50分に定期船が出ます。
上原便が出ると、舟浮12時50分に乗ると白浜13時30分発安栄観光の送迎バスに乗って問題なく15時10分には石垣に戻れます。
これが欠航となると、舟浮10時35分では白浜で送迎バスが約2時間待ちになる、12時50分では同じく2時間半待つ上に西表島交通のバスは船が着く11分前に出発してしまう…
ということを話していると「白浜発12時30分の安栄観光のバスなら何とかするよ」と言われ、「それより明日舟浮小中学校の学習発表会だから見に来ればいいよ。それからお昼は弁当あなたの分も手配しようね。」と。
頭に?が3つ4つ浮かびながら舟浮の夜は更けていく…