出稼ぎから帰ろう2014その1 またまた南大東島へ 

出稼ぎ先でのお仕事がようやく終了し、現在帰路についています。
4月10日より営業を再開しますので、よろしくお願いいたします。
島を出発する日。北大東島江崎港にて。
毎年なんだかんだで製糖が終わってから南大東に渡るのは自分一人だったのですが、今回は合わせて3人が南へ渡ることになりました。
結構船が傾いていますが、この日はかなり凪いでいる方です。
今回南大東島に行くことにしたのは翌日北大東島から那覇行きに乗ると、南大東で数時間揺られ続けてそれだけで結構気力を削られるからというのも2割くらいはありました(笑)。
でも後の何割かは島の中心部、在所集落の雰囲気が好きというのもあります。
日本とも違う、沖縄とも違う異国に来たようなこの雰囲気。
行ったことはないけれど、フィリピンとか東南アジア系の眺めのような気がします。
船に乗ってしまえば、南側の江崎港から西側の西港へと最短距離で航行したので、40分ほどで南大東島西港に到着。
物珍しいゴンドラの乗船風景も何回も乗り降りしていると、もう写真もありません(笑)。
民宿にチェックインするとちょうど昼時だったので、せっかくならこれまで行ったことない食堂にチャレンジしたい。ということで、南大東島唯一のスロット屋の上にある「ソロ」という喫茶店でランチをすることに。
花札ゲームを食卓にいろんな種類の定食が食べられる喫茶店って久しぶりに入った気がする。
20年くらい前、石垣島にいたときよく行ってた何軒かの喫茶店を思い出しながら美味しくいただきました。
お昼からは仲間が調達してきた車で島内を一周。
まずはバリバリ岩へ。
お昼時だけ岩の間の狭い隙間から下の方まで日が当たってよりいい雰囲気になります。
奥の方は空気がヒンヤリしていて、以前一緒に行った仲間はあまり奥に行きたくない感じと言ってたけど……
海軍棒という海際の岩盤を掘った人工プールを見てから、日の丸山展望台へ。
PM2.5の影響か、かなり霞んでいます。
南大東もサトウキビの収穫は終わったので、緑が少なくなっています。
島の中央にある旧南大東空港は、現在ラム酒工場になっています。
仲間がお土産を買うというので中に入ってみます。
中は、南西航空の表示看板や、座席表などが当時そのままに置かれていて見ているだけで楽しくなります。
ここでは仲間につられてラム酒ケーキを購入。
その後は小学校近くにあるハーベスターの車庫を見に行ったり、製糖工場へ伴走車の整備を見に行ったり。
夜は、昨年大変お世話になった「光食堂」でお好み焼き。
何ヶ月かぶりのお好み焼きは身に染みてウマい。
他ではあまり見られないナワキリのバター焼きも大変美味しくいただきました。
翌朝は毎朝8時半頃上がる高層観測気球の打ち上げを見に南大東島地方気象台へ。
今回は直接見に行きましたが、前日のうちに気象台に伝えておくと説明つきで見学ができます。
上がるときは特に前触れもなく自動で音もなくあっさりと上がっていきます。
この日はとても暑くあまり動く気も起こらなかったので、民宿で無線LANが使えるのをいいことに久々のストレスのないネット生活を満喫しました。
そんな中、民宿の近くに大東犬が飼われている。という話を聞いて見に行ってみました。
これが大東犬か……確かに奥の犬は足が短く巻尾で耳が立っています。
一緒に行った仲間が飼っている犬が大東犬の血を引いているらしく、この時は飼い主さんはご不在だったのですが、彼はあとで話を聞きに行ったようです。
南大東島発の船を予約していると、出港当日に集合時間と場所を伝える電話がかかってくるのですが、この日は「18時20分頃西港集合」と言われました。
定刻だと16時発なのですが、いつも大体出港は18時頃になっても那覇には定刻に着くのでタカをくくって18時過ぎに来てみると、前甲板の荷役がようやく8割がた終わったところで、これから後甲板へクレーンを持って行って積んでる車を一旦降ろしてコンテナ積んで車を積み直して……とか考えるとここで初めて「今日はヤバいな」。
あまり那覇に着くのが遅れるとレンタカー会社にも電話しないといけないし、行きたいところもカットしないといけないかも、困ったなぁ……と思っていると、20時頃ようやく出港。
年度末+増税前で貨物が多かったようです。
転勤者が多いのか車も7台くらい積まれてました。
ここまで遅れるとさすがに那覇までに遅れを取り戻せず、那覇港内に入ったところで粟国、座間味、渡嘉敷行のフェリーの出港とも重なり結局定刻より3時間遅れの10時半頃那覇港に入港しました。