小樽へ行く用事があったので、ついでに来月11日限りで廃止される江差線の沿線を最後に見て歩くことにしました。
木古内町限定で発売されている「みそぎの舞」という日本酒。
このお酒は木古内で収穫されたお米を原料に、元々この地は庄内藩士によって開拓されたことで縁の深い山形県鶴岡市で造られているのですが、今回は「江差線ラストラン記念ラベル」が数量限定で売っているということを聞いて、これはぜひ手に入れねばと思ったのです。
町内の酒販売店にあるということで、国道228号で北斗市から木古内町に入ってすぐの「セラーズ」というローカルコンビニにて発見。
無事手に入れることが出来ました。
木古内の街に入り、まずは役場へ。
役場の一角には、町のゆるキャラ「キーコ」のコーナーがあって、パンフレットや新幹線開業記念乗車券(型のしおり)が置かれているので行くたびに立ち寄っています。
いつも忙しいのか留守がちな「キーコ」。役場に居るのは初めて見ました。
町の公民館で開催中の江差線追憶写真展を見てから木古内駅の裏手へまわると、だいぶ新幹線の駅の形が出来上がっていました。
ここからは江差線に沿って走る道道5号線を進みます。
渡島鶴岡駅のそばには、早くも代替バスのバス停が立っていました。
この先も上ノ国の街まで何本か真新しいポールを見かけました。
バス停に張られた紙を見ると、木古内~江差ターミナルまで1日6本。
本数は江差線と同じですが、函館バスの江差ターミナルはJRの江差駅より上ノ国寄りにあって、街外れにあるJRの駅よりさらに街外れなので不便になりそうと思いつつ、戻ってから調べてみると10月からは中心部を挟んで厚沢部寄りの江差高校・道立江差病院まで延長されるとのことでした。
途中の駅でちょうど列車が通過する所を1枚。
1両でしたが、パッと見て立ってる人はいなかったような。
ただ、レンタカーで列車を追いかけてる人は何人か見ました。
お気をつけて。
湯ノ岱~宮越間にある天の川駅モニュメント。
廃止後はどうなるのでしょうか。
上ノ国に着いたところでお昼。
一度、名産の「上ノ国フルーツポーク」を食べてみたかったので、駅前の食堂「めんぞう」にてフルーツポークバラチャーシュー麺と迷った末焼肉定食を注文。
正直に白状すると、普通の肉とフルーツポークを目隠しされた状態で並べて出されても、微妙な味の違いを見分ける自信はありません(笑)。
ただ、美味しいことは確かです。
江差に入り、まずは江差駅前に開設された観光案内所兼お土産グッズショップの「えさしおもてなしプラザ」へ。
グッズもありすぎて目移りするなぁ。
お金持ちなら「ここからここまで全部」とか言って大人買いも出来るのでしょうが、僕はとりあえずストラップを一つだけ購入。
写真のコースターとか10駅分揃えると5000円だもんなぁ。
これは悩みに悩んでも、どこの駅を買うか絞り切れず結局は買わず仕舞い。
そんな僕を見てどう思われたのか、案内所の人に「今スタンプラリーやってるから行ってくるといいよ」と、1枚の紙を渡されました。
見ると、江差町内の観光施設2か所に入館してスタンプを押して戻ってくると、先着200人にJR江差線廃線記念グッズがもらえるとのこと……
見透かされてるなぁ……(笑)さらに追い打ちをかけるように「この絵葉書セットを差しあげてるのだけど、あと少しで終了なんですよ……」
元々どこか1か所くらいは見に行きたいと思っていたので、2か所でも大して変わらんなと思い、その紙を受け取ったのでした。
ということで、少し高台にある明治20年築で、往時の面影が残る「旧檜山爾志郡役所」を見て後、鴎島近くにある「開陽丸」へ。
中は残念ながら撮影禁止なので写真はないのですが、当時の内部が再現されて沈没船から引き揚げた当時の砲弾から食器などに至るまで展示され、引き揚げ遺物がそれぞれ長期保存に耐える加工を施したものやこれから作業を行うもの、作業中のもの等に分けて置かれ、実物の持つ迫力はやはり圧巻です。
どうせダミーの船だろ。と今まで見に来なかった自分にちょっと「喝」を入れたい。
開陽丸からは江差の駅前に戻り、無事景品の絵葉書セットを受け取ったのでした。
一応スタンプラリー用紙には、「JR江差線の乗客限定」とあったのですが、ちゃんと2か所をお金払って見学したのでヨシとして下さい(笑)。
今回買ってきたりもらったりした江差線グッズあれこれ。
ウチにも既にいろいろあるのでもう十分でしょう(笑)。
他にもTシャツや記念切符などまだまだありましたがこのへんで打ち止めに。
現役の江差駅を見るのは今度こそ最後のような気がします。
いろいろ歩き回って少々お疲れなので、江差の街中にある蔵を改造した喫茶店で一服。
ここからはほぼ休みなく走って、この日は島牧のユースホステルに泊まりました。
翌日は小樽にて、「とほ」のお仕事。
お仕事終了後、みんなで温泉へ。
小樽の町中にある銭湯ですが、77年の歴史があり内装にも年季が感じられます。
風呂の後は、洋食店「なまらや」さんで飲み。
お酒が入ると料理の写真が無いのはいつものお話。
翌日の帰り道。
ニセコのあたりはまだまだ雪景色。羊蹄がキレイですな。
長万部でちょうどお昼になったので、久しぶりに「三八飯店」に寄ってあんかけ焼きそばの中。
850円。デカい(直球)。