日帰りで青森へ2015 その2 廃止間近の津軽今別駅へ

素直に青森駅に行かず新青森駅で途中下車したのは、駅ナカのおみやげ屋さんで田子町特産のニンニク入りコーラ「タッコーラ」を買うためだったのですが、店内をまわっていると……
魅惑の機械発見。100円で小さ目のカップ1杯の日本酒が買える自販機がありました。
100円だと思うといろいろ試してみたくなるのが人情( ̄▽ ̄)
1種類は売り切れだったので残りの4種類を美味しくいただきました。
青森駅で津軽線に乗り換えようとすると、同じホームにリゾートあすなろ号が停まっていて車両展示会の表示が。
ちょうど来年夏にJRグループで行われる集客キャンペーン「青函ディスティネーションキャンペーン」の販促会議があったらしく、旅行業者向けに見学会が催されていたようです。
皆さんスーツ姿だったのでどさくさまぎれに潜入は……ムリですね(笑)。
津軽線に揺られること40分、北緯41度線を結ぶ三大都市といえばニューヨーク・ローマ・蟹田でお馴染みの蟹田までやって来ました。
ここからはディーゼルカーに乗り換え。
やっぱりこのタイプの車両だと旅気分も少しは盛り上がろうというもので。
ただ乗ってしまえば30分ほどで第二の目的地、津軽二股駅に到着します。
隣接した道の駅になぜか栃木のレモン牛乳アイスが売ってたので購入。
この蒸し暑さに、さっぱりとしたアイスクリームが沁みる。
目的の津軽今別駅は津軽二股駅から連絡通路を通ってすぐなので行ってみます。
階段を上がると通路が函館方面のホームと青森方面の二手に別れるのですが、青森方面には新幹線の線路を横断しないと行くことが出来ません。
工事現場に勝手に入っているような後ろめたさも感じつつ線路を渡っていきます。
駅が廃止されると瞬殺で消滅しそうな、仮設感あふれる青森方面のホーム。
写真では見づらいのですがこのホームの上にも架線を張る準備が出来ていて、今はホームのこの場所も将来は待避線の一つになりそうです。
工事現場の無線から「下り通過5分前」「下り通過3分前」と聞こえてくるのでしばし待っていると目の前を轟音とともに貨物列車が通過していきました。
時刻表。上下線ともに1日2本。新幹線開業後は何本になるのでしょうか。
下り線のホームにいると何か来た。
よく見ると軌陸両用のユンボ!
自分のためにわざわざ出てきてくれたかのように目の前で作業が始まりました。
面白いモノを見ることが出来ました。
またウロウロしていると今度は上り通過の無線が聞こえてきたので待っていると……
「スーパー白鳥」が通過していきました。
あまり話題にはなっていませんが、この列車も来年には廃止の運命……
駅見学を満喫して道の駅でお土産などを見ていると、さっき乗ってきた列車が終点から戻ってきました。
待ち時間を持て余すかと思ったのですが、いろいろありすぎてあっという間の1時間。
もうこの駅から乗ることはないでしょう。
自由席にも無事座ることが出来、木古内からはいつもの見慣れた列車に乗り換え。
七重浜の駅で「記念にこの切符をもらえないか」と尋ねると「無効印押すけどいいかい」と快諾。
無効印といえば昔は○の中に「無効」と書かれた小さいハンコだったと思うのですが、北海道の形がデザインされた記念スタンプのようなノリの無効印が押されて、無事津軽今別の駅名が入った切符が手元に残りました。
7月に丸1日外出する機会もそうそうないので、いい気分転換になりました。