出稼ぎから帰ろう2014ラスト 長い旅の終わり 

翌朝、天童駅内にある「将棋博物館」を見てから近くにある「天童公園」へ。
ここでは桜の時期になると、武者や腰元の格好をした人たちを駒に見立てて将棋をする「人間将棋」が行われるとのこと。
この山は頂上からの眺めも良く高さも広さも適当で、天童に住んでたらちょうどいい散歩コースになりそうと感じました。
天童からは、ひたすら国道13号線を北上。
途中尾花沢から新庄まではまた吹雪。
4月にもなって雪道走るのはカンベンして~。
途中で貰ったフリーペーパーに、「風情ある街並みがイイ」と書かれていたので、秋田県との境にある金山町に寄り道。
確かに金山町に入ったとたんに家の造りが明らかに違うのがわかります。
この町は、江戸時代から杉の産地で、家を作るにも贅沢に杉を用いることで独特の街並みになっているとか。
街を散策していると、お雛様を飾っているお宅があったので入ってみます。
このひな飾りは、基本江戸時代からそのまま使われているもので、写真の3倍位の人形が飾られていたので準備だけで一仕事とのこと。
桃の節句には錦絵を、端午の節句には浮世絵を一緒に飾る風習もあるということで、壁一面に錦絵も飾られていました。
ひな飾りは3月中は街中で飾られていたのですが、自分が行った4月初旬は2軒のお宅だけで飾られていました。
1時間もあれば大方まわれる大きくない街並みですが、印象に残る散策となりました。
お昼は、横手焼きそば。
いろいろ考えて、国道から少し入ったところにある「元祖神谷焼そば」へ。
太めのストレート麺、ソースの味、半熟目玉焼き。どれも好みです。
あとは肉がそぼろでなく、バラ肉だったら100点満点(笑)。
横手から角館へ移動。
武家屋敷通りは人通りも少なく。
あと半月もすれば、この枝垂桜に花が咲いて人でいっぱいになるのだろうなと思いながら1軒の武家屋敷へ。
凝った造りの透かし彫りが施されている欄間。
このような感じの家が何件も残されていて、今もこの家で普通に生活しているとのこと。
自分が見た石黒家でも、このふすまの奥は普通の生活スペースということで、一部だけ公開されていました。
ここでもう夕方になったので、あとはもうひたすら北上あるのみ。
青森からは、引退間近の「びるご」に思い出乗船。
出港が夜中だったのと疲れていたので、乗ってすぐ寝て、到着のアナウンスまで爆睡していたので記念になったかどうかは微妙でしたが、ともかく89日ぶりに七重浜に戻りました。