6月1日から函館どつくの奥にある埋立地に「函館市国際水産・海洋総合研究センター」という長い名前の水産海洋分野に特化した貸研究施設が供用開始され、センター横の岸壁で独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の支援母船「よこすか」と深海巡航探査機「うらしま」が一般公開されるということで行ってきました。
出だしからちょっと漢字が多いですね……(笑)。
研究センターに行くには市電の終点の函館どつく前が近いのですが、今回は魚市場通で市電を降ります。
電停から海に向かうと間もなく魚市場が見えてきます。
最初のお目当ては魚市場の中の食堂にアリ。
6月は松前沖でツチクジラが捕獲され、函館港に水揚げされるので、この時期になるとスーパーにはツチクジラの肉が並び、魚市場や市役所の食堂などでは期間限定で鯨の竜田揚げ定食が出されるのです。
スーパーで買ってきて自分で竜田揚げに挑戦してみたことはあるのですが、肉の下ごしらえ?が違うのか、スカスカで正直イマイチな出来だったので、それからはもっぱら魚市場で食べています。
鯨肉を給食で食べた世代からすると、クジラはスジだらけのイメージがあるのですが、ここの竜田揚げはホントに柔らかくて美味しい。
6月末になるか、10頭の捕獲枠を取りきると漁は終了なので、この時期だけ食べられる貴重な食材なのです。
昨日スーパーに行ったら確か今売ってる肉は2頭目ですとか書いてあったような。
赤レンガ倉庫の横を抜け、海沿いを歩いていくと意外と遠い。
特に市電の終点から先が結構遠く感じつつ、魚市場から40分かかって「函館市海洋(ry」に到着。
いつもこういった感じのイベントは人出が多く賑わっているのですが、今回は人が少なめでした。
最初はこの天気のせいかと思ってたのですが、どうやらこの日は函館競輪場に某人気ゆるキャラが来てたなっしー(笑)。
競輪場は1000台位入る広い駐車場が一杯だったらしいので多分そちらに人出を取られたんだなっしー(確信)。
ただ、人が少ないということは逆にゆったり見られるということで。
ここに来るまで正直この船がどのような用途の船かあまりわかっていなかったのですが、今積まれている「うらしま」や有人深海調査船「しんかい6500」を調査海域まで持っていき、深海の様々な資源や地質等を調査するための母船の役割をしているとのことです。
見学スペースは操舵室、会議室、居室や食堂などそう多くはなかったので、入ってから10分ほどで船の後部へ。
船の後部には探査機の格納庫があります。
有人潜水調査船の「しんかい6500」が入っていることもあるのですが、今回は無人の深海巡航探査機「うらしま」が展示されていました。
後部甲板には探査機を海中から引き揚げるための巨大クレーンが。
見学のお土産で「よこすか」のピンバッジをいただきました。
しんかい6500のストラップは研究センターのロビーのグッズ売り場で購入。
さすがの海洋堂クオリティ、ものすごく精巧な出来なのにお値段たったの216円。超お買い得でした。
研究センターの4階は展望スペースになっていて、平日の9時から17時は自由に入れるらしいのです。
展望スペースは広い建屋のまん中にあって、まわりの屋根が結構目に入ってくるので正直そこまで解放感はないのですが、西側は割と開けているので夕日がキレイじゃないかなと思います。
17時までだと冬しか見られないけど。
帰りはどこかのカフェに寄っていこうかと思ったのですが、ちょっと寄る場所を思い出したので函館どつく前から市電で函館駅前へ。
函館どつくでは1本待てば箱館ハイカラ號に乗れるようだったので、1本見送って久々に乗車。
箱館ハイカラ號は、降りるときに運賃箱に料金を入れるのではなく、女性の車掌さんに直接お金を払う方式で、1日乗車券でなく現金で払うと乗車証明書がもらえます。
車輪が2軸だからかとにかく揺れて乗り心地は……だがそれがいい。
函館駅前の棒二森屋デパートで開催中の「江戸浅草まつり」で、舟和の芋羊羹を無事入手。
帰る間際に思い出せてよかった。
コメント
梨汁ブシャーは徹夜組もいたそうですw
ハイカラ號にも車掌さんに競輪場の行き方を聞いている人がいました。梨汁恐るべし!(笑)