お昼はコンビニで適当に済ませ、MRTで市政府から忠孝新生まで移動。adidasのモノトーン調の広告がカッコいい。
駅から少し歩いた場所にある華山1914文創園区に来ました。
ここでは藤原麻里菜さんの個展を見に行くことに。
藤原さんは「無駄づくり」をテーマに日々自作の工作などをあげているyoutuberで、何かの拍子に台湾で個展をする資金集めのクラウドファンディングを目にしたことが、知るきっかけとなりました。
作品といえば、ツイッターで「バーベキュー」とつぶやかれるたびにわら人形に五寸釘を打ち込む装置とか、
ヤル気がなくなると札束で頬を撫でられるマシーン、スマホのシャッターを押すと指が出てきてレンズに被ってくるインスタ映え台無しマシーンなど、とにかく余りのしょーもなさ(ほめ言葉です)に衝撃を受けて、思わずクラウドファンディングに出資したという経緯もあって、見に来てみたのです。
実際来てみると平日昼間にもかかわらず会場は結構な賑わいで、ささやかながら出資した甲斐がありました。
展示も面白かったです。
この中のどこかに自分のハンドルネームが書かれています……
華山1914文創園区は、日本統治時代に建てられた酒造工場がリノベーションされた、インスタ映えしそうなおしゃれスポットでした。
台北駅近くの北門郵便局の2階に郵政博物館があるので、ちょっと覗いていきます。
2015年の台風で傾いたポストはすっかりキャラクターとして馴染んでいます。
1階の窓口にミニチュアのポストが売ってたので思わず購入。
郵便局に入ったあたりから、かなりの大雨になってきました。
梅雨時に来たのにこれまで雨にあわなかったのはラッキーだったのかもしれません。
全身に冷たいグッショリした感触を感じつつ、長栄海事博物館に到着。
ここは長栄(Evergreen)グループの海事をテーマとした博物館で、
昔の帆船から、
現代の貨物船まで様々な船の模型が展示されています。
「長益輪」という貨物船はよく見ると、
函館どつく製。1982年進水なので、ゴライアスクレーンが現役で活躍していたころの船なんですね。
戦艦大和や、
伊号潜水艦など、軍艦の展示も充実。
1フロアを使って神風特攻隊が描かれた絵画なども展示されています。
日本統治時代、東京・大阪・神戸などから台湾各地へ運航されていた、大阪商船や日本郵船の客船黄金時代当時の資料も豊富にあります。
これはやっぱりアレをするためのモノだろうね……
こういった当時の空気を感じられる細かいディテールにシビれます。
博物館から出ると雨も上がっていたので、この旅のシメに士林夜市へ。
名物の巨大フライドチキンとタピオカミルクティーが夕食。
土産も購入して、この日の宿にチェックイン。部屋はかなり狭く窓もありませんが、深夜のチェックアウトなので無問題。
翌日のフライト時間が早朝なので、はじめは桃園空港で夜を明かそうと思ったのですが、思ったより暑くシャワーを浴びたかったのと、充電と荷物を預けることなどいろいろ考えて、宿を取ることにしたのです。
MRT台北駅の出口からすぐそばにあって、2000円位でちゃんとしたドアの付いた個室なので文句は全くありません。