2018ロシアの旅5日目 サンクトペテルブルク まずは街歩き

「КРАСНАЯ СТРЕЛА(クラスナーヤ・ストレーラ:赤い矢)」は定刻の7時55分にサンクトペテルブルクのモスクワ駅に到着しました。この時期の日の出は9時くらいなのでまだ真っ暗な中、直立不動の車掌さんに見送られながらホームを後にします。正直8時間は短すぎました(笑)。
モスクワ駅そばにあるメトロの駅窓口でパドロージニクというIC乗車券を購入。
4日間メトロ・トラム・トロリーバス・バス乗り放題でデポジットの60RUBを含めて485RUB(約830円)。メトロに普通に乗ると1回45RUBかかるので、格安だと思います。
ここの窓口での購入時も「ぱどろーじにく、ふぉーでいず」で普通に通じました。
ロシアではガイドブックに書かれているほど英語が通じないということはない気がしています、今のところは。
宿に荷物を預け、まず向かったのは「トラムとバスの博物館」。
ここはトラムの車庫の横に昔使用されていたトラムの車両や、
ソ連時代に使われていたバスやトロリーバスが展示されています。
改めてソビエト時代のデザインや色使いはなんか可愛くてレトロ風味にあふれてていいですね。
子供の描く絵のタッチはどの国でも同じですね。
博物館の前にはトラムの停車場があったので、ちょっとトラムにも挑戦してみます。
日本のように道路に電停のホームはなく、歩道で待っていると道路に描かれた黄色のギザギザ線のあたりにトラムが停まるので、道路を横断して乗り込みます。
それで危なくないのかと思いますが、その時は後続車はきちんと停まって乗り降りするところを待っています。
ロシアの運転は荒いイメージがあり実際荒いのですが(笑)、横断歩道で待っているとほぼ全ての車が停まって渡らせてくれたりと、そのあたりはキッチリとしています。
トラムの扉は3~4か所ありますがどこから乗っても構いません。扉ごとに数か所カードリーダーがあるのでパドロージニクをタッチすると、車掌さんが近づいてくるので車掌さんの持っている端末にもカードを通します。均一料金なので降りるときはどこの扉から降りても大丈夫です。
6番トラムでトロイツカヤスクエアまで進み、ペトロパブロフスク要塞へ向かいます。
要塞へ向かう橋から下を見ると小さなウサギの像が。
ペトロパブロフスク要塞も、五稜郭と同じく星形の要塞となっています。
入るとすぐに、展望台への案内があったので行ってみます。
この日は時折小雪が舞う曇天だったこともあり眺めは微妙で、このために300RUB(約515円)の価値があったかどうかは……
大聖堂の前でちょうど12時になり、あたりに鐘の音が鳴り響きました。
要塞を出てネヴァ川沿いを歩いていくと巡洋艦「オーロラ」が係留されています。
艦首の海軍旗前は記念写真を撮る人が多かったです。
館内にも展示があります。これは日露戦争の絵ですね……
オーロラ号から少し歩いた停留所からは3番トラムで移動。
要領も分かったので安心して使えます(笑)。
向かった先は小鳥の像、チェジュクミニュク(Чижик-пыжик)です。
上からコインを落として台座の上に乗ると願いが叶うとかなんとか。
露店のお土産屋さんがいる程度にはにぎわっています。
歩いて血の上の救世主教会へ。ここもカラフルで美しい教会です。
でもホントはこうなってるのが理想だったけど……
250RUB(約430円)を支払い中へ……感嘆のため息しか出ないこの眺め。不覚にも涙腺が緩みました……
まだまだ続く小さい動物の像シリーズ(笑)。
このネコはマラヤ・サドヴァヤ通りのビルの2階にひっそりと生息しています。
向かいのビルの2階にもよく見ると……いるね。
路駐したオールドカー自体が広告塔というのはよく考えられてると思います。日本ではやりにくい宣伝方法のような気もします(笑)。
今日のラストは「ロシア北極・南極博物館」へ。
文字通りの施設ですが、やっぱり場所柄北極探検のほうがスペースが大きいですね。
今日から4泊泊まる部屋です。地下鉄の3線が交わる交通の要所のセンナヤ広場そばで、この設備で1泊1062RUB(約1800円)は格安だと思います。
窓からの眺め。ドストエフスキー「罪と罰」の舞台になった建物も見えます。