せたなの山岳霊場 太田山神社へお参りしようとするが… その2

太田山神社本殿の直下まで来ました。
本殿には上からいくつかぶら下がっている鉄の輪っかをつかんで7m位垂直に登らないと行けません。
ちょっとだけ本殿の屋根の部分が見えています。
すぐそこに目的の本殿があるのに足が動きません。
本殿に行かないとここまで来た意味ないんだけど、先に下を見たら足がすくんでしまった。
ここがはしごなら何とか行けそうな気もするけど、このブラブラになっている大きな鎖で登るのは…
はるか下の方に太田神社拝殿と、正面に奥尻島が見えています。
景色に見とれるのが半分、本殿に行かなくていいのかという葛藤が半分で、10分位ここに立っていました。
しばらく悩んでいましたがちょっと寒くなってきたこともあって、下から本殿に向かって拝んでから降りることにしました。
下りも傾斜がきつく、ロープを握って滑り降りるような感じで降りて行きます。
石段まで戻りました。
この写真で傾斜のキツさが伝わるでしょうか。
上の方は落ち葉がたまっているし、階段の途中に立っていると平衡感覚が狂って落ちそうになるので、両手にロープを持って後ろ向きに降りて行きました。
登りに40分、上で10分、下りは途中お参りしながら40分程で、全部で1時間半の行程でした。
そんな山登りは無理と言う人には、少し離れた海際に太田神社の拝殿があります。
写真左端の説明板の下に太田山神社ふもとの鳥居が見えます。
本殿は右上にある岩山の左下方に見える少しへこんだところにあります。
太田神社拝殿のそばに、北海道最古の灯台「定燈篭」が復元されていました。
もし太田山神社に行かれる時は、それなりの装備をご準備の上、自己責任で行かれますようお願いします。