港へ散歩

雨が降ると畑の赤土が水分を含んで粘土状になり、ハーベスターやトラックが畑に入れなくなるので、畑がある程度乾くまで収穫はお休みになります。
その日は午後からも収穫がなく、一日休みになったので散歩がてら島に3つある港のうち、西港へ行ってみました。

元々明治時代後半まで無人島だった北大東島。
はじめはリン鉱石の採掘のために開拓されました。
そのリン鉱石の貯蔵庫の跡が西港に廃墟となって今も残っています。

この場所は少し前にちょっとした出来事があったらしく、あまり好んで行く場所ではないようなのです。

それでも観光色の薄いこの島では、最大の見所だったりもします。

西港から南大東島がみえます。
岸壁は結構な高さがあり、防波堤もない外海なので、連絡船も漁船も接岸できません。
連絡船に乗ってくる人は大東島名物の人の入ったかごをクレーンで吊られての上陸、漁船はクレーンで上げ下ろしされて普段は少し高い場所に置かれています。
海に落ちると上がれる場所がないので、波の荒い日には絶対に海に近付かないようにと言われています。

西港のそばには、立派な公園が。
でも誰もいない。

公園の中に2~3個モニュメント的に置かれているこれは何だろう。
何の説明もないのでよくわかりません。