2015台湾旅行その11 嘉義~阿里山 ……ちょっと寒いね

奮起湖行きの阿里山森林鉄道は9時発なので、8時半頃嘉義駅に着くと、阿里山の風景などがラッピングされた列車がすでに入線していました。おお、なんか盛り上がってきたな~と乗ろうとすると「コレチガウ」的なことを言われました。
どうやら団体専用列車だったようです。そういえば窓口に郵輪列車がどうのこうのみたいなこと書いてたなぁ。
団体専用列車が出発してほどなく、乗る列車が入線してきました。
阿里山森林鉄道は、レールの幅が普通より狭めなのでシートも1人掛けと2人掛けになっています。
シートの前後左右は広く特に狭さは感じません。
定刻の9時になるといよいよ出発。しばらくはゴトゴトと結構な横揺れをしながら嘉義郊外の平野を進みますが、竹崎という駅を過ぎると山の中に入ってズンズン標高を稼いでいくのがわかります。
現在は災害で奮起湖~阿里山の間は運休しているので、車窓最大の見所は樟脳寮駅を過ぎてから3重にループしながら山を登っていくところなのですがガスがかかってまったくわからず……
(多分)こんな感じで見えるはずだったのに(´・ω・`)
嘉義から2時間20分で奮起湖に到着。山の中の小集落の雰囲気。
列車が着いてしまうと各自勝手に線路上などの構内をウロウロしていますが、
特に何も言われないので自分も構内を歩いて駅の片隅にある昔の車両の展示を見たり、
土産物屋さんが並ぶ老街で名物の奮起湖弁当を食べたりして過ごしました。
味は普通の排骨弁当でした。
ここから阿里山へ向かう鉄道はずっと災害で運休しているのでバスで向かうのですが、かなりの人数が大きな荷物を抱えて待つ中、現れたのはまさかのマイクロバス(笑)。
一応全員座れたのですが、荷物を置くところがないので車内は窮屈の極み(笑)。
奮起湖から約1時間で阿里山に到着。阿里山に入る手前にはゲートがあって1人150元の入場料を徴収されます。
気温13℃。25℃以上ある下界に比べると別世界です。てか寒い。
バス停の近くにある宿に荷物を置いて、まずは翌朝のご来光へ向かう列車のチケットを購入するため阿里山駅へ。
前日の13時~16時30分まで買え、当日でも買えるのですが列車待ちの人で長蛇の列になるので前日に買っておいた方がスムーズに行けるとのこと。
次は阿里山から下山するバスのチケットを買いにチケット販売場所になっている上の写真にある7-11へ行くも、こちらは当日の朝8時からでないと購入できないとのこと。
まだ夕方までには時間があったので、周辺を散策します。
少し紅葉も見ることが出来ました。
桜の木も多く、春は多分キレイなはず。
駅から15分くらい歩くと突然デカいお寺が出現。
受鎮宮という道教の神様玄天上帝を祀っているお寺らしい。
けど、お寺のすぐ横にあったコレは何だろう?
ハリボテにしてはあまりにもリアルなブタとヤギだったのでモザイクをかけました(笑)。
この先は檜の巨木が大量にあるエリアへ。
胴回り6~7mクラスがゴロゴロする中でもこの28號巨木が最大で、胴回り13.1m、高さ43.5m、樹齢は2000年とのこと。
阿里山駅から小1時間の散策で神木駅に到着。
ここから阿里山駅までは阿里山鉄道の列車が走っていてすぐにでも乗れたのですが1本お見送り。
列車のそばに横たわっている大木は、神木駅の由来にもなった樹齢3000年以上の檜で、20年くらい前に落雷で倒壊してその後切り倒されたものです。
少し駅周辺を散策した後、次の最終列車で阿里山に戻りました。
阿里山の駐車場にある7-11は台湾で一番高い場所にある7-11ということでこんな看板も。
毎日16時半、阿里山駅にて発表される翌朝のスケジュールによると、6時48分の日の出に合わせて阿里山から展望台のある祝山までの始発列車は5時40分発となり、ホテルのモーニングコールは4時40分と決まりました。
明日の朝は寒そうだったので、ホテルにあったレンタルジャケットを借りようとフロントへ行くも気付くのが遅かったようで「ジャケットモウナイヨ」。
そして夕食を取りに適当な食堂に入るも、まわりは何人かで鍋をつついて楽しそうにしている中、ハッキリ作り置きとわかる冷めた炒飯をつつくのはあまりに空しく、さっさと部屋に戻ると翌朝に備えて早めに寝ることにしました。