傘の貸し出しサービスは成り立たないのか

3月26日の北海道新幹線開業に合わせて、北海道新幹線新函館開業対策推進機構が始めた傘の貸し出しサービス。
函館駅や空港などで傘の貸し出しサービス(はこぶら)
傘は1480本用意されたのですが、6月30日現在で275本しか残っておらず、残りの1205本、8割近くが行方不明とのことです。
函館 貸し傘8割が不明に(NHK北海道 NEWS WEB)
傘が置かれているのは、函館駅、五稜郭駅、函館バス函館駅前案内所、函館空港、青函フェリーターミナル、津軽海峡フェリーターミナルの6か所です。
これを見たときに、返却場所が少ないと感じてはいました。
例えば、駅で傘を借りた人が宿に泊まって翌日そのまま返却する場所に直行するような行程を組んでいればまだしも、観光施設をまわるときに天気がいいのにビニール傘をずっと持ち歩く気になれるかというと……
借りたものはキチンと返せというのは簡単ですが、宿泊施設や観光施設にも返却出来るようにして傘を回収できるシステムが出来れば、もうちょっと返却率も高くなるのかなという感じもします。
ただ、回収に人的金銭的コストは掛けられないだろうし、難しいところでもあると思います。
そもそも誰が借りているのか、観光客か地元の人か。
観光客がこの傘を家まで持ち帰るとは考えにくいし、地元民が家に置きっぱなしにしてるのかなぁ。
他の街にこの制度があるとしたら、そこではどうしているのかちょっと興味もあります。
当宿では旅人さんがビニール傘を置いていくことがよくあるのですが、先日このレンタル傘が紛れ込んでいたのを見つけて、ふとそんなことを考えてみました。