この日は花蓮港に13時頃に行けばいいので朝はゆっくりと出発します。花蓮は大理石の一大産地なので、歩道にも普通に大理石が使われています。雨の日とか滑りそうだけど大丈夫なんだろうか……
花蓮市内では、この26日に実施される盛岡山車パレードの案内が市内至る所に見られました。
お昼に以前食べて美味しかった蔥油餅を食べようと蔥油餅通りに来てみたのですが、どの店も13時開店。残念。
結局通りがかりの店でお昼ご飯。ラム肉入りのあんかけがかかったご飯とハマグリのスープ。
こういう感じでテーブルの上にある伝票に、自分で書いて渡す方式のお店だと何とかなります(笑)。
1980年代まで花蓮と台東の間には、今より線路の幅が狭い列車が走っていました。
その時の花蓮駅は現在の新駅と違い、もう少し市街地寄りのほうにありました。
現在、その廃線跡が「旧鉄道行人徒歩区」となり、遊歩道が整備されています。
その終点にあたる旧花蓮駅は現在「花蓮鉄道文化館」として、旧駅舎や当時の機関車等が展示されています。
この駅舎の建物は復元ですが、もともとこの路線を含めた台湾の鉄道路線は、日本統治時代に作られたものが多くあります。
新竹や台南など日本統治時代に作られ今でも残っている駅舎や、台中など現役からは退いていますが残されている駅舎などをまわってみるのも楽しいかも。
旧花蓮駅の操車場跡は東大門夜市の会場となっています。
この線路は後から引き直したものだと思いますが、昔の鉄道施設の跡だということをアピールしています。
前の晩、宿の母さんにここの夜市に行かないか?と誘われてたけどバス旅の疲れで断ったんだよなぁ……
ここまで来ると花蓮港まであとわずか。港の入口には検問所があり警察官が立っていましたが、乗船証を見せて無事通過。
そして見えてきました……4年ぶりの再会。
船名が「麗娜」に変わっていますが、英語の船名は「Natcyan Rera」のまま。塗装も当時のままです。
台湾のハーレー乗りもグループで動くのですね。
港に着いたのが12時45分頃。待合室らしきものが建設中でしたが簡易式の屋根付き通路的なモノしかない所で待つことしばし、折り畳みのデスクを持った係員が来て乗船手続き開始。ちょうどその頃団体のバスも来て乗船手続きを各自でバラバラに始めるものだから混乱の極み。何とか旅客識別證を受け取りました。
昨年は乗船3日前に、故障のため欠航との連絡が来て乗れなかったナッチャンReraにようやく1年越しで乗船。
中は日本語表示だった場所の上にステッカーで中国語の案内が張られてる以外は基本そのまんまです。
一番安い経済艙の乗客しかいなかったのか、上階への階段は閉鎖されていました。
売店もありましたが、商品は少なめ。麗娜輪グッズはこれはちょっと……なデザインのキャップ以外は、お守りとお箸くらいしかなく、結局お守りを買いました。
横のコーヒースタンドも開いてたのでコーヒーを購入。サンドイッチとかの軽食も買えるようです。
座席に戻って一息。一応座席指定はされていますが、みんな窓際に行ったり好き勝手な場所にいるので、自分もあまり人のいない場所を選んで休んでいました。
行程の後半は先住民族のアミ族?のショーが前方で開催されていました。結構長い時間してたなぁ。
やっぱり言葉はわからないけど、MCの兄さんの話が上手いのか盛り上がってました。
花蓮から約2時間で雨の蘇澳港に到着。
お名残り惜しい……
この日は蘇澳の近くにある羅東という街に宿泊。
羅東に行ったら夜市に行って、名物の三星蔥餅を食べないと!という台湾旅人さんのおススメに従って、宿のすぐそばの羅東観光夜市へ。
売ってるものが単品や単純なものなど注文へのハードルが低く、しかも美味しそうなモノが多いので、ここの夜市巡りはちょっと楽しい。
結局この夜は、三星蔥餅、ネギを牛肉で巻いた串、たこ焼きを台湾ビールでやっつけます。大満足。
◆麗娜(ナッチャンRera)の乗船について
ナッチャンReraが蘇澳花蓮航路に就航していたことはわかっても、ネット上に乗船記があまりなく、チケット購入の要領があまりわからず試行錯誤しながら購入したので、ある程度のご参考になればと備忘録を兼ねて書いてみます。
まず、当日いきなり乗り場に行っても(多分)乗れません。
事前にネットで予約してPDFで送られてくる「登輪慿證」をプリントアウトして現地で見せる形になります。
自分は天海旅行社という台湾の旅行社のHPよりネットで予約しました。
天海旅行社の「麗娜輪」ページ
料金を調べるときは「票債表」チケットの購入は「線上訂位」へ
片道・往復と区間と日付を入れて「下一歩」
日付と等級・人数をクリック
あとは表示に従って記入していきます。
身分證はパスポート番号、聯絡電話は+81で始まる自分の携帯番号を入れておきました。
支払いはクレジットカードです。クレジットカード払いは正直最初は少し怖かったのですが、一度目の欠航時にはちゃんと払い戻しもあったし大丈夫でしょう、おそらく。Facebookに3万人以上がいいね!してるというのは、それなりの規模の会社なんだろうと思うことにしました。
手続きが済むと1週間くらいでPDFの登輪慿證がメールで送られてくるので、それをプリントアウトして当日見せる。
という流れとなります。
念のため、もしウマくいかなくても責任は持ちません……