さて3日目。当初の目論見はバイクを借りて澎湖をまわろうというものだったのですが、朝の時点では何も決まっていませんでした。ただ旅行前に、50ccの原付があって外国人にも貸してくれそうなお店を何軒かピックアップしていたので、そこを当たってダメならその時考えようと宿を出発したのですが……
1軒目で「我想租機車 50cc only」と書いた紙を見せると、運転免許翻訳書のコピーを取られただけであっさり「山葉JOG」を1日250元(約800円強)で借りることが出来ました。台湾のバイクはほとんどが110~125ccなので、普通免許では乗るバイクが限られてくるので助かりました……
台湾のレンタバイクは空貸しの空返しが基本。ということで、すぐ近くの台湾中油のスタンドで給油をします。
油種は日本と少し違って、ガソリンにあたる無鉛汽油が98,95,92の3種類と軽油にあたる超柴があります。95を入れるように言われていたので身振り手振りで満タン給油。3.3Lで75元。日本円で1リッターあたり75円位でした。
台湾は日本と違って右側通行。いきなり馬公の市街地でちょっと戸惑いましたが、郊外に出るとマイペースでトコトコ進めます。道も大きな道は片側2車線か、1車線+機車(バイク)専用になっていて非常に走りやすかったです。
ただ、なるべく慣れない左折はしたくない&海側を走れるということで反時計回りで回っていくことに。
そうこうしているうちに、澎湖の見どころの一つ、奎壁山赤嶼地質公園に到着。
干潮時は向こうの島と道が繋がるということですが……ガッツリ満潮の時間に来てしまったので特に何もありません(笑)。
近くの丘から見てもやっぱり繋がってません……
干潮満潮はよく調べましょう(´・ω・`)
しかし、写ってる範囲が全部バイク用の駐輪場とは日本では考えられませんね……台湾がバイク天国になっているのがわかる気がします。
ちょっと期待していた澎湖水族館に来てみると……
これは定休日なのか、シーズンオフで閉鎖されてるのか。
澎湖には大きな島が3つあって、途中小さな島を挟んで3本の橋があるのですが、一番大きな橋がここ「澎湖跨海大橋」です。正直写真映えする橋ではないので写真はこのくらいで……
一番端の灯台を目指していたのですが、集落に入り込んで澎湖懸道の終点まで来てしまいました。
戻ってみると、これが唯一の灯台への案内でした。
わかりにくい(笑)。
ここが澎湖の端っこ漁翁島灯台です。結構遠かった。
バックの迷彩色の建屋は台湾軍の建物で、一応塀には撮影禁止と書かれていましたが、普通に入ってしまうなぁ……灯台へのアプローチで両脇が軍事施設の場所を通るときに写さなければヨシと勝手に解釈します。他の人もあまり気にせず撮ってたし……
灯台近くにある「西台餌砲」。
旧日本軍が作ったコンクリート製のダミーの砲台です。
また近くにある「西嶼西台」は、清朝が造ったものです。
いろいろな立場の国がこのあたりに軍事施設を建造したりと、このあたりが国防上重要な場所だったことがうかがえます。
二崁集落という場所にやってきました。
ここは台湾の古民家集落。
若干観光地化されてはいますが、伝統的な民家が数多く残っています。
沖縄の石敢當に似た石碑もありました。
ただ、ここに書かれているのは「石對頭」。
何か関連があるのでしょうか。
暗くなってからはあまり乗りたくなかったので、17時頃馬公の街に戻りました。