2017下北半島ツーリング その2 むつ~七重浜 2日連続のウニは……

座敷わらしを感じる間もなく熟睡して、6時半に起床。
少し早めに起きたのは、宿の向かいにある元お土産屋さんに行くためでした……
下北妖怪ハウスという看板の置かれたこのスペースは、10数年前にむつ市に水木しげる氏が来た時に作ったものだとのこと(2003年に世界妖怪会議というのがむつ市であったらしいです)。
中にはその当時に作られた展示が無造作に置かれています。
そしてこちらにも膨大な数の製作済みプラモが。
とびないさんの作ったジオラマもあります。細かい造形はいつまでも見ていられます。
1階でひとしきり話した後「じゃあ2階の準備してくるから」と言われ、しばし待っていると準備が出来たと言い残しとびないさんは旅館に戻られたので一人で2階へ。
こちらはとびないさんが一人で作った地獄のジオラマ。とびないさんも言われるとおり、近くで見ると安い木材で骨組みをしてベニヤ板と新聞紙を張って色を塗ったレベルの、お金は全然かかっていないチープな造りですが、全くそれを感じさせない出来。
ご本人は自分の腕を叩いてドヤ顔をしていました(笑)が、自分が器用ではないのでこういうお金をかけずとも見せるモノを作ることが出来る技術には憧れます。でもそう言うと「こんなの誰でも出来るよ」と言われるんだよなぁ……
地獄を出るとそこにはレトロな商店街が。
ここにもプラモの山。
下北妖怪ハウスから戻ると「じゃあ始めようか」。
とびない旅館名物の「いもすりもち」。
これを目当てに来る人もいるくらいの看板メニューですが、予約時に「いもすりもち食べるでしょ?じゃあ朝一緒に作ろう」と有無を言わせぬ感じで決められたので、覚悟を決めて(笑)厨房に入ります。
材料はジャガイモのみ。作り方は単純明快です。
皮をむいたジャガイモをすり下ろし、布巾で絞って芋汁と搾りかすに分けます。
芋汁から上澄みを捨てて、白いデンプンだけ残したのが上の写真。
あとは搾りかすとデンプンを混ぜてこねて、一口の大きさにちぎってグラグラに煮えている小魚で取った出汁の鍋に投入するだけ。
芋をこねていると「君普段料理しないでしょ。手つきでわかるよ。」などどいうさりげないDisりも受けつつ完成。
朝食。
スカールDX2000という見たことも聞いたこともない謎の栄養ドリンクが付くくらいで、朝食自体はごく普通の旅館の朝食です。
そしていもすりもちはホントにモチモチしていて美味しい!
商品化もあるかも……みたいな話もチラッとされていたので、期待して待ちます。
あまり長時間煮ると溶けるらしいので、グラグラのところに投入してサッと煮るのがコツとか。
北海道某市から持ってきたという飛行機の機首部分に見送られつつ出発。

ネットで見てずっと気になっていたむつ市の「とびない旅館」。
今回泊まりに行ってとびないワールドを感じることが出来てよかったです。
他の人のブログなどでも見るとびないさんの下北の人へのDisりも、なんとかしてむつ市に人を呼びたい、下北半島に活気を呼び戻したい、そのためには現状を打破しないと未来はないという焦燥感が根底にあるのだと思います。

実は、とびない旅館には予約は2週間前までにというルールというか不文律のようなものがあったのですが、僕はそれを知らず2週間より後に電話をしてしまったので、「同業者なので特別扱いで泊めるけど本来は……」と言われました。「ブログに書くなら予約は2週間前まで!と強調しておいて」と言われたので強調しておきます(笑)。
あとは少しご家庭の事情もあるので、出来るだけ早めがいいとのことです……

このブログではここでの出来事の半分も書ききれていません。コレクションもとても出しきれません。もしこのブログを見て行ってみたいという人が居ましたら……
◆上にも書いたように予約はお早めに
◆何があってもそういう宿だと納得できる人だけ行ってください
◆ここは寝る場所というよりとびないさんとコミュニケーションを取る宿です
◆予約電話は10分以上一方的に話をされる覚悟で
◆予約時なぜウチに泊まりたいかを聞かれるので答えの用意を
等々にご留意を……
少し出発が遅くなったので、仏ヶ浦も道路沿いの展望台から見るだけ。
でも天気は快晴で、走ってて気持ちがいい!コーナーが連続する場所では「汚れた英雄」のBGM(ただし大泉洋バージョン)が頭をよぎります。
お昼はウニ丼を予約していた「ぬいどう食堂」へ。
ホントは前日に来る予定だったのを、ウニが採れていないということで日程を変更してきたのですが……
今日もダメでした……ちょうどお昼時で混雑の中、母さんがワンオペで作っていたので、申し訳ないのですがいろいろお察しなところが……
本来のぬいどう食堂とはきっと違うんだろうなぁ……と思いつつまた出直しです。
ほぼ走りっぱなしで出港1時間前に大間港に到着。バイクは5台。
そして居合わせたライダーさんにしっかり営業活動(笑)。
函館山を真近に見ると帰ってきた感があります。
結局お土産はとびない旅館で買ったとびないさんキーホルダーだけでした(笑)。5種類くらいの中からとびないさん一押しのテロリスト風とびないさんを買ってきました。

コメント

  1. いいづか 静岡 より:

    ラップ風に!
    「とびない」「半端ない」「しゃべりが止まらな~い」イェ~イッ!!