※1バーツは3.5円位です。
4日目はバンコクから古都アユタヤへ日帰りで行くことに。
行きはとりあえずタイ国鉄で行こうと、アユタヤ―までのチケットを買うと、料金が20バーツ(約70円)!
1時間20分かかる場所へ行くのに、地下鉄2駅分とほぼ同じ料金とは安いにも程がある……
アユタヤー駅には定刻より約20分遅れの10時頃到着。
向かいの席にたまたま大阪からの旅人さんが座ったので、いろいろ話しながらの旅でした。
観光地は、ほとんど駅から見て目の前の川の対岸にあるので、まずは5バーツの渡しで対岸へ行き、降りたところに何軒かあるレンタサイクル屋さんの1軒で自転車を借りました。50バーツ。
はるばる滋賀県からやってきてアユタヤーで第2の人生を送る自転車……
お寺巡りのトップは、レンタサイクル屋さんにまずはここに行くといいよと言われた「ワット・プラ・マハタート」。
ここの仏像はほとんど頭部がなくなっています。昔の都だったアユタヤーがビルマ軍により陥落したときに、徹底的に破壊されたのがそのまま残っているからとのことです。
ここの一番の見所は、侵攻の際に切り落とされた頭部が菩提樹に覆われた様子を見る場所で、写真を撮るときは仏像の頭部より自分の頭が高くならないようにするのが決まりとなっています。
しばらく自転車を走らせると……象の集団が。
今回の旅の一番の目的と言ってもいいくらいに楽しみだった、エレファントキャンプでエレファントライドを体験。
400バーツ払うと、象の背中に乗って30分位で近くのお寺まで往復出来ます。思いのほか揺れが激しく、少し足が疲れます。
後は乗ってるところを、こんな感じで写真を撮られまくります(笑)。ネットの体験記でいろいろ話を聞いたり、入口にもいろいろトラブル防止の注意書きがあったりしたのですが、淡々と事が済み、特にトラブルもなく終了しました。機会があればまた乗ってみたい。
寝仏が横たわる「ワット・ローカヤースッター」は、あいにく足場が組まれていました。
「ワット・プラ・シー・サンペット」。ここもビルマ軍により徹底的に破壊されて、3基の仏塔以外はあまり原形をとどめていません。
お昼は適当なお店に入って、ビーフorチキンと聞かれてチキンと答えたら出て来たモノ。多分クイッティオセンミーという米粉の麺だと思います。コーラと込みで60バーツ。汗だくの体に塩コショウが効いたスープが染み渡ります。
この時点で暑さでバテ気味だったのですが、少し木陰で休んでもうひと頑張りしようということで、アユタヤの中心から少し外れた場所にある日本人町の跡に来ました。
ガイドブックには中心部からは渡しに乗って対岸へなどと書かれていましたが、乗り場がよくわからず、幹線道路の橋の上へ下の道から階段で自転車を担ぐという力技で何とか来ました。
日本で言うと江戸時代に、多い時で1500人位の日本人がここで暮らしていたとのことです。日本人町のトップの山田長政の名前は歴史の授業で聞いた記憶があります。
アユタヤーお寺巡りのラストは「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」。
ここは珍しく仏塔に上がってもいいお寺です。
この仏像には何か心惹かれるものがありました。
ここもアユタヤーの中心部から少し離れているので、行くか悩んだのですが、個人的にはここが一番心落ち着くお寺でした。
もう自転車を担いで階段を上る気力は無くなっていたので、自転車代の5バーツを追加して、渡しで自転車を返しに行きます。
結局帰りも国鉄で戻ることにして、駅で「バンコク、ネクストトレイン」というと、またしても20バーツの3等非冷房車のチケットが。正直行きと同じ車両ならしんどいな~と思っていると……
入ってきたのは長編成の客車列車。
程よい空き具合で、行きと違って座席にクッションの付いた車両だったので、
行きより少し多めの2時間かかりましたが、快適な列車の旅でフアランポーン駅に戻ってきました。