※1バーツは約3.5円位です。
バンコクで3泊した宿をチェックアウトして、まずは前日に出した洗濯物の回収。タイではコインランドリーの代わりに街角に洗濯屋さんがあって、100~200バーツくらいでキッチリ畳むところまでしてもらえるのです。
国鉄のフアランポーン駅にバックパックを預けて、駅から初タクシーに挑戦します。タイ語で「旧南バスターミナル」と書かれたページを示してOKをもらい出発です。大体100バーツくらいかなと思っていたのですが、途中渋滞もあったのでメーターは129バーツ。まずまず許容範囲です。
タクシーの運転手に「ロットゥー(ミニバス)乗り場はあっちだよ」と示されたほうへ行くと、ターミナルの係員に「どこへ行くのか」的なことを聞かれ、「メークローン」と言うとチケット売り場まで連れていかれ、そこにいた運転手について行くとすぐに出発。結局、中の構造も何番のロットゥーに乗ったかも全く分からないポンコツぶりを示しつつ、ターミナルから1時間少々でメークローン市場の入口に到着。
思ったより早く着いたので、早速メークローン市場の中を散策。
売ってるものは食料品などが主で、観光客は多いのですが、基本的には地元の人向けの市場だと感じました。
やっぱり今日も暑いので、コーヒースタンドで一息。
そうこうするうちに、列車の時間が近づいてきたので、空き店舗の前でスタンバイ。
合図がかかると撤収作業の開始。
ものの数分で屋根は折りたたまれました。
陳列台などは、下にレールが敷かれててすぐに引っ込むようになっています。線路のそばの果物とかはそのままでいいんだ……
さらに待つこと数分、警笛を鳴らしながら……来た!
おおお!
これは近い!
早歩きくらいのスピードで列車が通り過ぎると、また屋根を組み立て始めます。
メークローン駅で10バーツを払い、折り返しの列車に乗ります。列車から見てもやっぱり近いね……ちょっとでも手を外に出すとカメラとか持っていかれそう……
メークローン駅を出るときは、立ってる人もいる混み具合だったのですが、ほぼ全員が次の駅で下車。メークローン市場の体験乗車が、観光コースに組み込まれているのかもしれませんね。しかし、踏切待ちの車が長蛇の列をなしているのに、構わず踏切の真ん中に停めて降車とは……。
ここからは普通のローカル線の旅となって、約1時間で終点のバンレムに到着。
すぐ対岸にも国鉄の駅があるのですが、橋は架かっていないので3バーツの渡し船で対岸のマハーチャイへ渡ります。
渡しを降りた付近にも市場が広がっていたので、適当に肉まんとルートビアでお昼。
お昼を食べた公園でトイレに入ると……これが噂のタイ式トイレか……
マハーチャイ駅からさっき乗ってきたのと同じような車両に乗り込みます。
こちらも約1時間でウォンウィエンヤイ駅に到着。沿線はずっと水田や沼地が広がっているだけだったので、ちょっと眠くなりました……
BTSと地下鉄の乗り継ぎでフアランポーン駅に戻ってきました。まだ発車1時間半前だったのですが、すでに今回乗るチェンマイ行きの寝台列車は入線していました。
昨年までは元JRの寝台列車を使った車両が走っていたのですが、今年から中国製の最新式の車両に置き換わっています。
結局20分遅れの18時30頃発車して、30分くらいすると車掌さんがベッドの組み立てに来ました。ベッドの組み立ては見るからに重労働ですね……ベッドメイキングの手間を省くために、このタイプでなく、線路と直角にベッドが並ぶタイプが主流になるのもわかる気がします。
この列車には食堂車が付いていて、軽食やドリンクレベルのものは買えます。イメージとしては、食堂車よりビュッフェのほうが近いかも。
結局チャーハン的なものとシューマイを買って、食堂車の座席は満席だったのでベッドに戻って食べました。
車両はいいけど、横揺れがするのは保線レベルが今一つだからかどうなのか……