前日に申し込んでいたツアーの集合場所はカオサン通りだったので、7時過ぎにそこへ行くといろいろな場所へ行く数十人の参加者がミニバスを待っていました。
各目的地へのバスが着くたびに何名かがピックアップされますが、自分はなかなか呼ばれません。結局一番最後のバスだったので、ここを出たのは8時頃になりました。
そのまま目的地に向かうかと思ったら、旧南バスターミナル横のガソリンスタンドで別のミニバスに乗り換えたりしたので、この時点で9時近く。
カンチャナブリーまでの距離を考えると、泰緬鉄道に乗るにはかなりキビシイ時間となっています。
当初聞いていた予定は、
クウェー川鉄橋と第2次世界大戦(WW2)博物館見学→クウェー川鉄橋からナムトクまで泰緬鉄道乗車→ナムトクで昼食・アクティビティ(竹の筏で川下り・象乗り体験)→サイヨークノイの滝見学→帰る
でした。
ガソリンスタンドを出てからは、ミニバスは割込み追い越し何でもありの飛ばし方で、先日のカオサンツアーの事故が頭をよぎります……
結局クウェー川鉄橋駅そばのWW2博物館に着いたのは、列車が出る20分くらい前。どうするのだろうと思っていると、ここから同行するガイドさんは「まずWW2博物館を見て、クウェー川鉄橋駅を見て、11時半にここに集合してください」。
「一番の目的だった鉄道はどうなるんや……」と思いつつ、ひとまず博物館を見てまわります。
こちらの博物館は、私設の博物館とのことですが、展示内容はまずまず充実。
泰緬鉄道の建設は、旧日本軍が連合軍の捕虜を使って完成されたという事実があるので、このような展示もあります。
汽笛が聞こえたので展望デッキ的な場所に行くと、ちょうどクウェー川鉄橋を列車が通り過ぎるところでした。
「ホントはあれに乗ってるはずだったんだよなぁ……」
博物館を出てクウェー川鉄橋駅へ。
列車が来ない時間は皆さん自由に橋を渡っているので自分も一往復。
今までのものすごい暑さも一段落して、川風が気持ちいい。
当初の予定では聞いていなかった連合軍戦没者の共同墓地へ。
ここの見学時間は20分ほどだったので、隣の「DEATH RAILWAY MUSEUM」に行く時間はありませんでした。
ここでここまで乗ってきたハイエースが謎のエンジントラブル。20分ほどどこかをいじっていると突然直りました……
カンチャナブリーから1時間ほど走って、ナムトクの水上レストラン的な場所でビュッフェスタイルのお昼。
昼食場所から直接竹の筏で川下りに出発。
水の流れも穏やかでいい感じです。
筏が到着したのはエレファントキャンプのそば。
アユタヤ―以来1週間ぶり2回目の象乗り体験です。
しばらく歩いていると、象使いの少年が
「下から写真撮ってあげるからチップを100バーツくれ」と。
(´-`).oO(これ、アユタヤーでは、トラブルのもとになるからそれはするなと看板で注意書きがあったヤツや……)
と思いつつも、
(´-`).oO(まだ前もって金額まで言うだけマシなのかな、アユタヤ―では撮った後で数百バーツ請求されてたって聞くし……)
と考え承諾。
適当な撮り方の割には、まずまずの写真が撮れていました(笑)。
アユタヤ―でもあったのですが、観光地などでたまにある勝手に写真を撮って、出口で売るヤツ。
例にもれずここでもあったのですが、料金を聞くと100バーツと変に良心的(?)な値段だったので、こちらも購入(笑)。
最後はサイヨークノイの滝を見て、これで帰るのか……結局鉄道は乗れずだったなぁ……と思いきや、
ナムトク1530発の最終列車に乗ることに。
これもある意味サプライズなのか……
やっぱり列車はイイね。
沿線ではこれまであまり見なかったサトウキビ畑も見えます。
ここで一番の見所は、タムクラセー桟道橋。クウェー川の断崖にかかった木の橋をゆっくりゆっくりと走ります。
反対側は断崖スレスレ。ホントはナムトクから乗ると右側が眺めがいいのですが、そちらには座れなかったのでここだけ同じツアーの人と譲り合いながらの撮影となりました。
このままクウェー川鉄橋まで乗るかと思っていたのですが、途中のワンシンという駅で下車。あとは駅前で待ってたミニバスでひたすら帰るだけ。
終わってみれば、順番は変わったものの、予定はすべてこなして、19時過ぎにカオサン通りに戻ってきました。
今回のツアー代は700バーツ。他に鉄道の乗車に100バーツ。戦争博物館50バーツ。象使いへのチップ100バーツ。写真100バーツで大体1000バーツくらいかかっています。
カンチャナブリーまで自力で往復するなら200バーツくらいで行けますが、もっと奥のナムトクまで列車で往復するとそれだけで1日が終わるので、いろいろ考えるとここはツアーでよかったのではないかと思います。
ただ、JEITH戦争博物館や、DEATH RAILWAY MUSEUMに行けなかったのは心残りでした。