前日は10km位の移動だったので、ツーリングは今日が事実上の初日。
まずは北九州から国道322号を南下。大正4年築という日田彦山線の採銅所駅舎を愛でます。外観もそうですが、中に入っても幾何学的な模様の天井などにレトロを感じます。
田川市に入り、今日の目的地「チロルチョコアウトレット」へ。
チロルチョコは田川市に工場があります。元々は工場で出たB級品をモッタイナイ精神で安価に提供したのが始まりで、今でも公式ページにも出ていないなど宣伝もなく、基本的にその時に出たB級品しか並ばないので日によって種類も数も異なるという、本当の意味でのアウトレットショップになります。
この日は5種類くらいの品ぞろえで、結局生もちきなこ味と、これのみ例外的にアウトレット限定品の安納いも味の2種類を購入。どれも1袋500円で、生もちきなこ味は27個入ってました。安納いも味は数えてませんが50個くらい入ってそう(笑)。
再び国道322号を南下して大刀洗まで来ました。
まずはネットで見て気になっていた大刀洗レトロステーションへ。
入口横のT-33練習機がインパクト大ですね。中に入るとコックピットの横まで行って見ることが出来ます。
中に入ると、昔の電化製品から農機具・電話・カメラなどが雑多に置かれていますが、受付のおばさんが蓄音機をかけてくれたり真空管ラジオを鳴らしてくれたりするので、いろいろお話をして過ごしました。
レトロステーションの向かいには大刀洗平和記念館があります。
ここは実物のゼロ戦展示がメイン。特攻隊というと知覧のイメージが強いのですが、知覧は大刀洗飛行学校の分校だったということを恥ずかしながら初めて知りました。
大刀洗からは東に向きを変え、国道386号で大分県入り。
旧豊後森機関庫には、扇型の機関庫が残されています。
ちょうど通りかかった特急列車を撮って満足してたら、この30分くらい後に「ななつ星」が通ったんだよね……
機関庫の周りは公園になっていて、SLやちょっとした展示館があったりしますが、機関庫自体は廃止になった時のまま。廃の美を感じます。
ここからは山道に入り、九重夢吊橋を目指しますが、この日は日曜日の上何かイベントがあったらしく、手前から渋滞していて近づくことも出来ず。
もう日が傾いてきたので温泉で一休み。
飯田高原でやまなみハイウェイに入るとすぐに今日の目的地に到着。
昔の国鉄の貨物列車についていた有蓋緩急車、記号でいうとワフ、もっと詳しくいうと元ワフ29793の車両がそのまま客室になっているステキな宿に泊まることにしました。
中に入ると、貨物室部分には2段ベッドが設置されていましたが、車掌室部分はダルマストーブも含めてほぼ当時のまま。他にも食堂が有蓋車ワム80000型だったり、女子トイレが車掌車のヨ8000型だったりするエモい宿なので、皆さん行って泊まってみてください……1泊2食4,950円でご飯も美味しかったです……ちなみに元とほ宿です……いまでも食堂と厨房の間にはとほ手拭いがかかっていました……くじゅうエイドステーション、機会があればぜひ……