2020道内ツーリングの旅1・2日目 七重浜~小樽~稚内 とにかく寒い

北海道から出されている「新型コロナウイルス対策に関する基本方針」にて、6月以降外出等の行動について、段階的に緩和の方針が記されています。

その中で、6月1日から18日までは「他府県・札幌との不要不急の往来は慎重に」「観光は誘客の対象を段階的に拡大」との方針となっています。

5月以前の外出自粛から一歩踏み出したこのタイミング。

以前より行きたかったのですが、6月はシーズン真っ最中で思い付きでは予約が取れない宿に行ける。と考えて電話をすると予約が取れた!

ピンチはチャンス。この機会を逃すと宿稼業をしている限り一生そこには行けないような気がしたので、思い切ってツーリングに出ることにしました。

SNSにも書きましたが、こう言うのも少しおこがましいところはあるのですが、自分が率先して旅に出ることで、今夏の旅を考えている人への後押しになれば。という思いがあります。 これまであまり表立っては言ってませんが「とほネットワーク旅人宿の会」の現代表という立場からの思いもあります。

などなどいろいろな思いを抱えつつ、ツーリングに出発しました。

ツーリング初日はいい天気。快調に長万部に到着して、お昼は「浜ちゃんぽん」の「あんかけ焼きそば」。大中小とありますが、小でも十分満足できるボリュームがあります。

「ニセコ旅物語」に寄り道して少しお話。

これまで大多数の「とほ宿」がしてきた、夜はみんなと話しながらご飯を食べたりお酒を飲んだりというスタイルを、どのようにこれからの時代に合わせて変えていくかというのは、各宿悩みどころであったりもします。

この日は小樽のとほ宿「いちえ」に宿泊。

以前ご夫婦でバイクに乗ってお越しいただいた小樽のそば屋さんで夕食。居酒屋さん的なメニューもあるので、機会があればゆっくり飲みにも行きたいですね。

現在、新規の感染者は大部分が札幌市とその周辺のいわゆる札幌圏から出ているので、行動は慎重にの方針に従って、石狩管内は信号待ち以外停まらず素通りとなりました。なんか申しわけないです。

留萌のホクレンで一息。

このあたりから風が冷たくなって、ポツポツ雨も降ってきたのでカッパを着て走行。

もうウニが揚がっているらしいので、途中のどこかで食べたいと思いつつ走っていましたが、なんとなく休むタイミングを掴みかねているうちに苫前まで来てしまいました。もう14時前だったのでセコマでおにぎりを食べて、ひたすら北上。

オロロンライン最北の道道106号線。晴れてたらきっと気持ちいい道だったんだろうな~

曇ってて寒くて利尻も見えないので無言で走り抜けます。

2日目は抜海のとほ宿「ばっかす」に宿泊。

寒くて寂しい思いをした後の温かいお風呂と美味しいご飯。改めて「とほ宿」は旅人にとってオアシス的な存在であることを実感します(今年の「ばっかす」さんは7月以降当面の間は原則シャワーのみの利用となるようです)。