1泊2日函館の旅2日目 南茅部・鹿部と漁火 路線バスの旅

朝5時半に起床。
窓の外には朝の一番列車だけで見られる、4両編成の道南いさりび鉄道。

6時半から朝食。
本来はバイキングですが、時勢を見てプレートで出てきました。
ごはん・みそ汁はお代わり自由と言われましたが、結構な量で朝から満腹。

JRイン函館には、GoToトラベルと平日割を使って朝食付き4000円台前半で泊まることができました。

各報道を見ていると、GoToトラベルを利用するお客様は、自分が普段使う価格帯より上級な宿を取る傾向があるので、低価格帯の宿は苦戦している様子が伝わってきます。

当宿も予約サイト経由ではGoToトラベルの割引対象となりますが、これではよりお得感のある高い宿へ流れるのも仕方ないかなとも感じました。

少し早起きしたのは、バスの本数が少ないから。まずは函館駅前から、函館バス99A系統で南茅部支所へ向かいます。

南茅部支所で古部から来た225系統へ乗り継ぎ。
バス停は同じ場所にあるので、乗り継ぎはスムーズです。

コンブ採りの漁船を眺めつつ臼尻小学校前で降ります。

バス停から山側に15分位歩くと、今日の目的地「函館市縄文文化交流センター」に到着。

密かに国内唯一の国宝(中空土偶)がある道の駅だったり、密かにここを含めた道南から北東北の一帯で「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指していたり、密かな見どころの多い博物館ですよ……

道の駅のすぐ裏には垣ノ島遺跡があって、遊歩道もあるのですが、工事中か発掘作業中?で中には入れず。

そのまま海のほうへ下って産業会館前バス停まで来ましたが、次のバスまで約2時間……歩くか。

この日も暑い!「路線バスの旅」の蛭子さん状態になりながら黙々と歩きます。

約5kmを1時間で歩いて大船遺跡に到着。

ここには初めて来ましたが、ここも大規模な縄文時代の集落跡が一部復元されていて自由に歩き回れます。三内丸山遺跡のような巨大な遺跡ではありませんが穴場かも。

バスの時間までもう少しあったのですが、下大舟バス停が日陰になっていたので、ここで待つことにします。

函館駅から来た99系統は、観光バスのような立派な車両。

せっかくなら函館駅からこのバスに乗りたかった……

鹿部に着いたらちょうどお昼。一応食べるものの予定は考えていたのですが、朝の分がまだ抜けきれなくて、スーパーで簡単な総菜を買ってすませます。

道の駅で、久しぶりに間歇泉公園に入ります。

昆布だしを試飲しつつ足湯に浸かって休憩。

今回は温泉蒸し釜は試さず。エビとか絶対美味しいヤツ(笑)温泉卵でも作ってお土産に持って帰ってもよかったかな。

結局道の駅で2時間ちょっと過ごして、221系統鹿部駅前行でJR鹿部駅まで移動。
このバスは最初から最後まで貸切状態。今まで乗ってきたバスは数人は乗ってたのに。

鹿部の木造の駅舎は味があっていいね。中も外もキチンと手入れがされていることがわかります。

半分寝ながら函館駅まで戻ってきました。

ここから道南いさりび鉄道でウチに戻ってもよかったのですが、せっかくの乗り放題きっぷなので函館市電にも乗ろうと、市電とバスを乗り継いで戻りました。

まあまあ疲れたし、ここで旅は終わろうかと思いましたが、時刻表を見ると、ちょうどいい時間帯に道南いさりび鉄道から漁火を眺めつつ一往復することが出来そうなことがわかりました。あまりこんな機会もないし行ってみるか……

七重浜から乗車したときは、何となく座席も埋まっていましたが、上磯を過ぎると海側が空きました。スマホの写真だとこれが限界ですが、実際はもう少しキレイに漁火が見えました。

木古内まで行くと折り返しまで1分しかなく、ホームは向かいなので多分間に合うとは思ったのですが、安全策を取って2つ手前の泉沢駅で降ります。

泉沢で降りたのは、駅の近くにセイコーマートがあって、折り返しの列車が来る20数分の間に酒が買えると思ったので(笑)。

目論み通りお酒を買って、帰りの列車でも飲みつつ戻ります。行きは周りに人がいなくなったのを確かめて飲み始めましたが、帰りはほとんど人が乗っていなかったので遠慮なく2次会を楽しみました。
当然空き缶は持って帰りました。

21時35分七重浜駅に到着。長い1日が終わりました。将来、道南いさりび鉄道に1日乗車券が出来たらこの往復をおススメにしてもいいかも。

もし今回の行程をいちいち切符を買ったとして計算したら、合計8,290円になりました。1,830円のチケットは十分使い倒せたと思います(笑)。