出発の日の七重浜は小雪が降っていました。
今年も北大東島へ行く季節がやってきましたが、ここ数年の豊作や現地の人手不足も重なって、年々集合日が早くなっています。
ということで、今回も11月中の出発となりました。
はじめは小樽から新日本海フェリーで新潟に行って南下の予定でしたが、低気圧の影響で到着がかなり遅れるという連絡があり、そういう時のフェリーはいいだけ揺れて快適な船旅とは程遠い状態となるので、キャンセルにしました。
結局、津軽海峡フェリーと国道7号線で新潟まで来て、新潟トラックステーションの駐車場で車中泊。
新日本海フェリーの1等ツインで優雅な船旅だったはずなのに……
朝起きると大雨警報が出るほどの強い雨でしたが、移動開始。
新潟交通の旧月形駅の展示車両は冬囲いの途中でした。
しなの鉄道の豊野駅で今回1つ目の鉄印を押し、
一気に松本市まで来ました。
少し街歩きをしただけですが、松本はいい街ですね。
いずれ時間があるときにじっくり歩きたいと思います。
翌日は「行きたいところリスト」に入っていた、中津川の「苗木城跡」へ。
もともと存在していた巨岩を利用した石垣が珍しく、近くで見ると迫力がありますね。
天守閣のあとは展望台になっていて、中津川の街から木曽川などが見え絶景でした。午前10時頃でもこの雲の感じだと、早朝は雲海が広がってたと思います。
恵那駅で今旅2ヶ所目の鉄印を押し、長久手市にある「トヨタ博物館」に来ました。
トヨタと名前はついていますが、中に入るとトヨタ車よりむしろ外国車の展示が多く、車の歴史博物館のようになっています。
改めて昔の車の曲線は美しいと思います。今の車も曲線は多用されていますが、どこに違いがあるんでしょうね。
でも、子供のころに慣れ親しんだ昭和40~50年代のカクカクしたスタイルも好きです。
別館のWRC車の展示もよかったです。こちらもトヨタ車に限らない展示で、自社への偏りのなさが逆に「世界のトヨタ」の余裕を感じるというか。
名古屋港近くの宿に車を置いて、名古屋港ガーデンふ頭に係留されている「南極観測船ふじ」を見に来ました。
内部はほぼ当時のままに残されていて、
昭和時代の南極観測の空気を感じることができました。
ベッドには当時の乗組員の落書きもそのまま残されています。
よく見るとベッドスペースが狭いですね。プライバシーもないハンモックのような3段ベッドの寝床でよく南極まで行ったなと思います。
当時の雪上車のクラシカルな感じもいいですね。
宿の部屋からは、向かいのビルの巨大イルミネーションがよく見えました。