年に大体3回くらい発売される、JR東日本大人の休日倶楽部会員限定のお得なきっぷ「大人の休日倶楽部パス(大休パス)」。
今まであまり使う機会がなかったのですが、6月下旬なら少し時間も取れそうだったので、今回初めてこのきっぷを使って4日間の旅に出ました。
旅の始まりは津軽海峡フェリーから。
函館を0時半に出港したフェリー「ブルードルフィン」は、4時10分に青森港に到着。
ちょうど日の出の時間でした。
この時間だとバスはないので、新青森駅まで朝の散歩。
小1時間で新青森駅に到着して、大人の休日俱楽部パスを購入。
東北新幹線で盛岡へ移動。思ったより人が多いのは、大休パスの時期だからかも。
盛岡でIGRいわて銀河鉄道に乗り換え。IGRは第3セクターですが、大休パスでそのまま乗れます。
隣の青山駅で降りて、この旅1つ目の鉄印を入手しました。同じ列車で4人くらい鉄印目当ての人いたなぁ。
盛岡駅に戻り、駅構内の「いわてテトテト」で福田パンの一番人気らしい「あんバターパン」を購入。
向かいのドトールでアイスコーヒーを買って、朝食にします。
福田パンは初めて食べたのですが、甘いあんとバターの塩気がよく合ってパン自体もおいしいですね。
盛岡からは「リゾートあすなろ」の車両を使った「さんりくトレイン宮古」に乗ります。
足元が広くて快適。
基本山の中を走るので、ヤブの濃い時期限定かもしれないけど、車両に枝や葉っぱがバサバサ当たるのが少し気になります。車体は傷つかないのかなぁ。
この車両は窓が開かないけど、窓開けて窓側にもたれかかるように寝てたら枝でパンチされる、タイのローカル線をちょっと思い出してみたり。
盛岡から2時間半で宮古に到着。前日までは普通に過ごせたのに、いきなり30℃越えの真夏のような気温の中に放り出されて少しツラい……
お昼は宮古駅前にある「蛇の目本店」へ。日曜日のお昼時だったので5組くらいの待ちでしたが、15分くらいで店内へ。
お目当ては、宮古名物の「瓶ドン」です。宮古市内で何店舗か出しているのですが、駅から近く数の制限もなかった「蛇の目本店」にしました。瓶ドンには大中小があるのですが、今回は中を注文。
中は普通の牛乳瓶の大きさの瓶に刺身が層になって詰め込まれています。大だとこれに足して小さめの瓶が一つ追加されるようですね。
ウニ、マグロ、サーモン、ホタテ、カニ、イカ、ホッキ、他にも何かあったかな。一番下はめかぶです。
瓶から盛り付けるとこんな感じ。海鮮丼は言うまでもなく、あらの煮付けとあら汁もおいしかったです。
次の列車まで時間があるので、駅前の観光案内所でお散歩地図的なモノをもらって散策。
閉伊川沿いを歩くと見える巨大な煙突は「ラサの煙突」で、160mの高さの日本で2番目に高いコンクリート製の煙突として、宮古のシンボル的存在らしいです。1番高い煙突はどこなんでしょうね。
お散歩地図には異空間として紹介されていたグリーンハウス。飲み屋さんが集まった雑居ビルですが、昭和感あっていい感じですね。1軒開いていたお店から昼カラの歌声が外まで聞こえていたのもいい感じ。
グリーンハウスの向かいにも味のある建物が。
宮古駅で三陸鉄道の鉄印を入手して、釜石方面の列車に乗ります。
人が多くて海側の座席には座れませんでしたが、ゴルゴ13ラッピングの車両に運よく当たったのでヨシ!
釜石駅からは、少し前に到着した「SL銀河」のSLも見えました。
三陸鉄道の新型車両は、東日本大震災時のクウェートからの支援をもとに導入されたらしいですね。
この日は「ホテルサンルート釜石」に宿泊。「いわて割」と「かまいし割」を併せて4,000円引の上に「いわて応援クーポン」を2,000円分いただいたので、実質ほぼ無料で宿泊できました。
ありがたい話です。
暑くて外で食べる気が起きなかったので、夕食はホテル近くのイオンで、いわて応援クーポンを使って調達。
いわて応援クーポンがなかったら、ルームサービスにしてはお手頃価格のこちらにしていたかも。