2020道内ツーリングの旅4日目 礼文島 秘境宇遠内へハイキング

礼文島に連泊するこの日は初めからバイクに乗るつもりはなく、どこかへハイキングに行きたいと考えていました。

星観荘でのミーティングの結果、明日なら香深井から宇遠内まで往復するルートが一番花が見られそうでいいんじゃないかとの結論となり、連泊の旅人さんと一緒に行くことになりました。

初めにレブンアツモリソウが見られる場所へ。

木道の遊歩道がある場所はもう終わっていたみたいですが、そことは別に咲いている場所がありました。

「昨日はここにアザラシがいたんだよね……」と言いつつ来たのは、島の右上端にある金田ノ岬。アザラシめっちゃいた。

香深内の礼文林道入口に車を停めて、ここからは往復約8kmの歩きになります。

礼文林道と山道の分岐点。ここからしばらく登りになります。

連泊旅人さんに花の名前を教えてもらいながら撮影しながらで、ゆっくり2時間ほどかけて山道を進み、海まで降りてくると……

突然集落が現れました。

船か歩きでしか来られない宇遠内集落は、礼文島に来て8時間コースなどを体験した人には、「ああ、あのあそこの……」とお馴染みなのかもしれませんが、何の予備知識もなく礼文島に来た身からすると「なぜこんなところに集落が……」という驚きしかありません。

ここは夏季だけの番屋集落とのことですが、休憩所というか食堂もあって、普段なら食事まで出しているのも驚きです。

ただ、今年は新型コロナウイルスの影響で、物販とコーヒーのみの営業とのことでした。

ここで宿で作ってもらったお弁当を食べて、作りたてのウニの一夜漬けをちょっといただき、お土産に乾燥ワカメを買ってしばし休憩です。

集落裏手にはエゾカンゾウが咲いていました。

帰り道は、スズランを眺めたり、

旅人さんに「これはレアですよ」と言われたフタナミソウなどを見つつ、またゆっくりと香深内まで戻りました。林道分岐から宇遠内までは、標識にも公式HPにも片道3kmと書いていますが、絶対もっとあるよね……疲労感が半端ない……

桃岩展望台へ移動するも、霧雨で何も見えず。おまけに風が強く、ここから元地灯台まで歩く予定だったのですが「もう帰りましょう……」

もう一つの展望台へ。下に今年の休館が決まった桃岩荘YHが見えるはずですが何も見えず……

道端に雑草のようにレブンソウが咲いてるという少しレアな場所にも寄って、今日のシメは温泉。

この日はずっと曇り空だったのですが、「こういうハイキングの時は曇り空のほうがいいですよ。晴れると暑いし、花の写真も影が出来たりしてうまく撮れないので」と言われ、確かにそうかもと思ったり。ちょっとだけ日が射した時間もあったのですが、少しキツかったもんなぁ。

この日は事情により星観荘の夕食がなかったので、香深の街で今年一豪華な夕食を。

エゾバフンウニは今年の解禁後ずっと揚がっていなかったのが、ちょうど来たタイミングで揚がったとのことで、圧倒的な濃厚さに大満足でした。