HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスの旅1~3日目 七重浜~札幌~釧路~網走 久しぶりの乗り鉄は楽しい

とほネットワークの総会が今年も層雲峡温泉で開催されたのですが、それに合わせるかのようにJR北海道から「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の発売が発表されました。

「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、6日間JR北海道の特急まで乗り放題で12,000円と破格の安さで、ガソリンが高くなっているこのご時勢では、車で層雲峡まで行くのとコスト的には変わりません。

昨年発売されたときは、10月になったら使おうと思っていると直前で無念の売り切れになったので、今回は発売開始日に張り切って買いに行き、無事にチケットを入手しました。

旅の始まりはいつも道南いさりび鉄道。いさ鉄がなくなると大変困るので、使えるときはなるべく使うようにしています。

まずは「北斗」に乗って白老へ。

目的は昨年のオープン以来、気にはなっていたのですが来る機会のなかった「ウポポイ」。

国立アイヌ民族博物館自体は1時間くらいで見られるくらいのスケールですが、敷地が広く多くのイベントやプログラムがあるので、ある程度まわり方を決めていかないと、ただウロウロするだけで終わってしまいそうです。

お昼は、ウポポイの前庭的な場所にある「カフェ リムセ」で、アイヌ料理の「チェプオハウ」のセット。

鮭と野菜の入った優しい塩味のスープで美味しかったです。

札幌では「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の掲示で無料になるということでJRタワーの展望室へ。眺めはいいけど、ここの雰囲気には何回来てもなじめない……観光スポットの函館山と違って、ガチのデートスポットなんだよねここ……

夕食は「ひげ男爵」で何年かぶりのスープカレー。

2日目。「おおぞら」で一気に釧路へ行き、普通列車に乗り換えて厚岸へ。

厚岸駅近くの道の駅「厚岸コンキリエ」では、道民の知名度8割くらい(推定)の兄さんのパネルが玄関でお出迎え。

兄さんと記念写真も撮れます笑

売店では兄さんラベルのミネラルウォーターと、クリアファイルがあったので思わず購入。

気になる人は、youtubeで「厚岸コンキリエ CM」などで検索すると、兄さんのキレッキレダンスを見ることができます。

旅の当時、このネタをツイッターでつぶやくと少しバズって、リプでこの兄さんは有料の動画素材で、ローカルタレントでも何でもない、何なら名前もわからないという知見を得ました笑

厚岸~釧路間の車両はルパン三世ラッピングでした。

列車の中から夕陽がキレイな予感があったので、釧路駅から幣舞橋までダッシュで行きましたが、惜しくも日の入りには間に合わず。

この日の夕食はメニューがつぶ焼きとラーメンとビールと日本酒しかないという「つぶ焼きかどや」へ。殻の奥に身が残って一生懸命ほじくり返してたら店の人が取り方を教えてくれたりしつつ飲む日本酒がおいしい。

道内の主要駅で、いかにも国鉄の駅っぽい建物が残っているのは釧路駅だけかもしれません。小樽駅舎も古いんだけど、釧路駅の古さとはベクトルが違うというか。

網走行きの快速というには通過駅少なめの快速に乗ります。

JNRマークの付いた扇風機、実家にもあったはずだけどまだ残ってるかなぁ。

車窓からはずっと湿原が広がっていて、道東の風景のレベルの違いを見せつけられます。

20代の一冬を季節工員として過ごした、ホクレン中斜里製糖工場も見えました。自分がいたころは貨物の引き込み線もあったけど、今はもうトラック輸送になってるんだろうなぁ。

標茶を過ぎたころ、ふと前を見るといくつか先の座席にどこかで見たようなお顔が。声をかけると当宿にもよくお越しになる旅人Iさんでした。お互いに「なんでここにいるの?」とか言いつつ網走まで過ごしました。キハ54は背もたれが低いから顔が見えましたが、キハ40だとわからなかったと思います。

網走駅でIさんは「大雪」に乗り継ぎ、自分は駅横の観光案内所でバスの1日券を購入。

乗ったバスは前面の小窓が特徴的で、どこから購入した中古車かあまりバスに詳しくない自分でもわかりました笑

「網走監獄」の入口にいる守衛さんは、近づくまで本物だと思ってました。

以前来たのは相当昔なので記憶も薄く、

次のバスまで1時間少しあれば余裕かと思ったら、最後は端折り気味になりました。

ここはもう少しゆっくり見たかった。

バスで「オホーツク流氷館」へ。網走監獄にいるときは見物をもう少し延ばして、歩いてここに来ようと思ったのですが、思いのほか遠かったのでバスが正解でした。

オホーツク流氷館は、展望スペースからの眺めがいいですね。流氷の時期に来たい気もします。

オホーツク流氷館からは、歩いて「北海道立北方民族博物館」へ。

ここはアイヌだけでなく、アメリカ大陸のエスキモーや以前ロシアに行ったときにも見たサーミ族など展示範囲が広く、正直なところウポポイより見ごたえがありました。

夕食は網走市内の「ホワイトハウス」へ。

ウニ・いくら・ほたて丼+肉というありそうでない組み合わせにも惹かれたのですが、結構大きめの丼で1,980円という値段にも感動。他にもそそられるメニュー多数だったので、また機会があれば行きたいですね。