2022日本縦断の旅13日目 神戸 廃線跡散策と鉄印完集

実家に戻った翌日。神戸から日帰りの旅に出ることにしました。

まずは明石で下車して、魚の棚商店街へ。

お昼は魚の棚商店街近くの「今中」で明石焼き。

明石にはよく来ても明石焼きはなかなか食べる機会がありません。

明石から土山に移動して、駅の南口から「であいのみち」という遊歩道を歩いてみます。

「であいのみち」は、別府鉄道土山線の廃線跡を利用した遊歩道で、いかにも鉄道跡なカーブを曲がるとしばらくまっすぐ進みます。

途中で川を渡りますが、位置や遊歩道との角度からして、鉄道時代とは別の橋だと思います。

橋を渡って、弥生時代からの竪穴式住居跡などがある「大中遺跡公園」に着きました。

公園の中には、別府鉄道土山線で使われていた機関車と車両が保管されています。

シンプルなつくりの機関車の操縦席。

客車の中にも自由に入れます。

屋根がついているからか、播磨町郷土資料館の隣にあるからか保存状態は良好でした。

大中遺跡公園からは土山駅に戻って加古川駅でレンタサイクルを借りる予定でしたが、このまま別府鉄道の廃線跡を辿れそうなので、引き続き歩くことにしました。

公園から先の廃線跡は道路になります。川崎重工業加古川工場の中にレールのようなモノが見えましたが、別府鉄道との関係は?

工場が途切れた場所に、別府鉄道仕様の貨車が置かれていました。

色艶からして最近再塗装されたように見えますが、何の説明もないので由来はわかりません。

貨車が置かれている場所は少し広くなっているので、もしかすると中野駅の跡かもしれません。

山陽電車の下をくぐります。

下調べも何もせずほぼ思いつきで来たので、おそらくイトーヨーカドー加古川店の隣にある別府鉄道本社のあたりが別府港駅のあった場所かなぁという、かなりあいまいな感じで土山線の散策を終わることにします。

ここから旧国鉄高砂線の野口駅まで、別府鉄道野口線跡の遊歩道「松風こみち」を歩いていきます。

再び山陽電車の下をくぐります。上は山陽電車の別府駅です。

いかにも鉄道跡の直線ですね。

廃止から40年くらい経つのに、未だにレールが残っていました。

昭和十五年建立と書かれた常夜燈と踏切跡。

圓長寺駅跡の公園には野口線で使われていた車両が保存されていました。元々はこの車両「キハ2」がクラウドファンディングで再塗装されたという記事を見て、行きたくなったのがきっかけですが、土山駅からいろいろな別府鉄道の痕跡を見ることが出来たので、延々と歩いた甲斐がありました。

多分別府鉄道時代から使われていた鉄橋を渡って、

いい感じのカーブを抜けて、

うっすらとしたレール跡を見て、

旧国鉄高砂線の野口駅跡に到着しました。土山駅から2時間20分くらい歩きました。

この道路は旧高砂線跡ですが、特に痕跡はなさそうなので、そのまま加古川駅に向かいました。

電車になってからは初めて?位久しぶりの加古川線に乗車。

粟生で北条鉄道に乗り換えます。

25分くらいで終点の北条町駅に到着。奥にJR東日本からやってきたキハ40が見えます。

(おそらくディーゼルカーの)推進軸が大特価(?)50,000円で販売されていました。

お部屋のインテリアにピッタリ?

北条町駅で鉄印を購入。全40社の鉄印をコンプリートしました!

鉄印をコンプリートすると申請で「鉄印マイスターカード」がもらえるそうです。七重浜に戻ったら申請しようかな。

本当は羅漢寺の五百羅漢を見物する予定でしたが、ちょっと時間が押し気味だったので外からチラ見だけ。

中国ハイウェイバスの北条バス停からバスに乗って、三宮に戻りました。

北条鉄道+神戸電鉄より安くて速くて座席も豪華となれば、いくら鉄道好きでも時間がないときは、やっぱりこちらを使ってしまいますね。